12月 26 2010

L250S SilkRoad用キャブレターのオーバーホール7

L250S Carburetor

 先週試走してみた。どうも気に入らない。詰まっているホールは無かったはずだが加速がつまる。めげずに、もう一台の当初から付いていたキャブとオイルクリーナーの吹き出し具合を比較してみる。

  1. 前回のオーバーホール6で分かったこと(ブルーの部分)からアイドリング時のノズル周りを集中的に調べてみるとやはり少々元気がない。
  2. 早速ギター弦を通してみると細いものしか通らない。
    ここは、さらに細い弦で岩をノミで削るように突いてみる。


L250S Carburetor

 これを、図のようにアイドル用ジェットとアジャスタ用ジェット、それらを繋ぐ横穴と H型に繰り返したみた。

結果は大成功!!

早速、職人さんのところへ報告試運転。30分ほど走る間に、すこしアイドリングに不安定さを感じるがほかは問題なし。「暖まると不安定になるのは燃料が濃いな。」とアドバイスを頂く。いつも感謝である。

12月 19 2010

東海道中(4日目)土山宿(田村神社)~坂下宿~関宿~亀山宿

鈴鹿峠常夜灯

 絶好のウォーキング日和り。土山側からはなだらかな峠越えである。国道一号線下り線側のトンネルの真上に立っている特大の常夜灯。ここには駐車場もあり峠の散歩が出来る。
 三重県側はかなり急なワインディングで獣道のようないろは坂といえばわかるだろうか。坂下宿を過ぎるとなだらかな下りが関宿手前まで続く。

 関宿は、観光地化しており中心には結構な人出である。下・左写真は、本陣近くにある高札場である。

一里塚跡関宿 高札場

 右・右写真の大きな木は、樹齢400年、ず~っと東海道を見てきた「野村一里塚」である。

東海道つぎはぎウォーク

12月 11 2010

好みの音色

MSP3050MEC12

 ギターの弦を変えてみた。元々右の「Clapton’s Choice」MEC12が付いていた。音は最高によくうなるし、きれいに響く。しかし、ギターを弾くための筋トレをしていない私には、ハイコードが連続すると辛い。そこで以前、ヤマハの FG-280に使用している MSP-4000(EXTRA LIGHT)を張ってみたことがあった。このときは余りの音質落ちに愕然としてすぐ戻してしまった。 Read More

12月 04 2010

L250S SilkRoad用キャブレターのオーバーホール6

 加速ノズルの交換は不可能なので、もう一台残っている最も程度の悪いボディーを、再生してみる
ことにした。   →

Diaphragm

 まず中央図のようなボディーのみにする。
 ニードルジェットやアイドルアジャスタ、ボディ側部のダイヤフラムカバーなどすべて外す。フロート室下側は現行のものをそのまま付け替えることにする。


Throttle Nozle

Throttle Diaphragm

Choke Valve

 右図のフロートチャンバーが最も始末におえず、岩塩のようなものがびっしり付着して、少々アルミの地金も浸食している風である。目詰まりを起こさないよう気をつけて、根気よく磨いていく。細いマイナスドライバー様のものと真鍮のワイヤブラシを使った。

Fuel Chamber Head

 細い穴を通すのに何か無いかと考えたのだが、最高のものを見つけた。ギターの弦である。 これは役立った。
 この作業でかなりキャブの構造が分かってきた。スロットルを閉めているとき(アイドリング)はの部分の負圧が大きく最上図のスプリングが最も圧縮


外回りは、オイル汚れを灯油の入った入れ物に付けながらブラッシングした。
 そこそこ清掃が済んだら、細かなノズルやホールの導通を確認しながら、ブレーキクリーナ(オイルクリーナ)で穴掃除をする。

Fuel Chamber Pan

されており,開けた瞬間は加速ポンプよりこちらの方が効いているようだ。
 アイドリング時から吹き出すガスの量は、D’に内部でつながっていることによってアジャストされる。


 

Carburetor

 さて、初回一所懸命磨いたボディーからすべての部品を外し、今まで経験したノウハウを生かして今回のボディーに組み付ける。
 写真で見てもちょっと光沢に欠けるが、機能面に関する部分の掃除は最大限行った。あっという間に晩秋の一日は経ってしまった。次週を楽しみに・・・又、どんなハプニングが起きるやら。