取り敢えず初めてみた気象衛星
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SNSを見ていると、皆さん綺麗なカラー画像で気象衛星写真を掲載されているのに気を引かれ、取り敢えず(私のモットー)やり始めました。初回は何とか機器構成をそれらしく整え、デコード用のソフトを入れ受信してみました。この写真は先日何とかそれらしいものが撮れたのを、今回追加情報を入れて表示させたものです。
左の画像:2024-01-04 07:34に取得したデータから、国と自治体区分線を加味しただけのもので、実は地図と画像の一体性が有りません。
右の画像:同じデータをデコードして処理する過程で、データの終了時刻(2024-01-04 07:47)を指定すると、多分ですがその時点での軌道を考慮して、
正しい位置・正しい高さでの画像になるものと想像しています。(いずれ確証は得られるでしょう)
システムの構成
受信コントロール
- アンテナコントロール(追尾)
基本的には、他のFMモードやパケット通信時使用している IC-9700とUSB接続したPC(A)+コントローラ、G-5500ルーテータです。
(参照:衛星自動追尾システムの構築)
- 周波数コンとルール(ドップラーコントロール)
通常は、1.のシステムで周波数コントロールも IC-9700 に対して一元的に行いますが、今回はアマチュア無線帯ではない周波数で受けますので、
IC-7100とUSB接続したPC(B)にPC(A)と同じソフト(SatPC32)を入れて周波数のコントロールだけを担当させます。
勿論、こちらのUSBケーブルはコントロールとAF回線の2ポートを利用します。
- アンテナの接続変更(切替)
本来の業務では2mと70cm両方のアンテナケーブルをIC-9700に接続していますが、一時的に2mのアンテナをIC-7100に引っ越します。
(うまく行くようならアンテナ切替器やデュプレクサを導入して、各アンテナを兼用できるようにしたいところです。)
使用ソフトウェア
- 録音用
IC-7100からのUSB(Aポート)は周波数コントロールに使用済みですが、USB(Bポート)を使ってAF出力を、PCで録音します。
使用ソフト Audacity
録音した元データをMicrosoft WAV 形式でエクスポートします。
右の設定で現在はっきりしているのはサンプリング周波数の 11025 Hzだけです。
エンコーディングの選択肢が色々有りますが、まだどれを選ぶのがセオリーなのか全く分かっていません。
- デコードとイメージ化用
先の段階でWAVでエクスポートしたファイルを読み込んで、まずデコードします。
使用ソフト naa-apt Image Decoder
(皆さんは WXtoImg をお使いのようですがまだ使えません。)
Input file: のバーをクリックしてWAVファイルを指定します。
Advanced の Sync frames にチェックが入っていますが、これを外さないと絵になりませんでした。
後は、[Decode]ボタンを押すだけで下段のプログレスバーが進行していって終了します。そのまま止まっているだけです。
次の段階に進むには、上部タブの真ん中、[Processing]をクリックします。
下の3枚の画像が立てに連なった、Processing 画面が表示され、それぞれ何度か設定を変えてやってみました。
先ず左端の図がトップに有ります。Main の Rotate image はデフォルトでは南北が逆になったので[No]にしました。
また、False color は Add false color にチェックを付けても何も変化が無かった為デフォルトとしました。
真ん中の Orbit prediction に関しては、Satellite[NOAA 15]に変更、End time は録音の終了時間を設定します。
また、カレンダーでデータ受信日付を選択します。
Map overlayでは、地図を画面上に重ね表示させる為 Draw map overlay にチェックします。その他の設定はデフォルトです。
[Process]ボタンを押すと画像が生成されます。
まだまだ、やること、覚える事は一杯有ると思いますがぼちぼち試していこうと思います。
初めて、別のデコード&プロセッシング アプリ WXtoImg で画像にしてみたものです。
(2024.01.17 追記)
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