4月 03 2011

福島第一原発に思う。

 もう大きく舵を取る時期ではないか。原発は少なくとも徐々に閉鎖。破棄には何世代もの時間が必要となるが、数十年の耐用年数の原発を増やせばその廃棄に数百年をかけ、最終処分されるものも数万年先に付けを残す。こんなものは今が一番、数の少ない時なのだから。

 では、その代替えはどうするのか。これは人類みんなの英知を集めなければならない。専門家ではない私の頭に浮かぶのは、まず太陽光だが効率は悪いと聞く。原発を作る予算を充てて、これからの新築住宅には瓦代わりに採用すべく制度化する。

 もちろんスマートグリッドでバランスを最適化して、ハイブリッド車・EV車はもちろん、その廃棄バッテリーも家庭用蓄電池として再利用。交流であることの是非も平行して考える。東と西の周波数の違いも、直流にすれば解決するかも知れない。

 当然寒い冬、蒸し暑い梅雨には日照不足となる。広い土地の少ない日本では風車の低周波問題も抱えるが、最近では家庭用風力発電機も性能の向上が顕著であると聞く。この二方式はセットで新築住宅に分散型発電所として100%補助するというのはどうだろう。

 他にも、高速道路や幹線道路、乗降客の多い駅や繁華街には、最近注目されている振動変換型の発電素子を敷き詰める。そんな国土の上を歩いてみたい。

 水力発電用ダムは地震で決壊すればやはり災害を生むし、火力は何かを燃やし排出する。食べ物のように、電気が家の畑で出来て流通する。備蓄も出来て、何よりも生産者としての自覚が生まれる。そんなポジティブな社会を目指す中で少しずつ、今を頂点とする負の遺産を償却する道を選ぶべきではないだろうか。

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