石油ファンヒータの修理 HHH
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エラーメッセージ「HHH」が表示されコンセントを抜き差ししても、表示が変わらず電源ボタンも効かない。マニュアルにはメーカーへ修理に出せとある。これは困ったと取り敢えずバラしてみた。
分解は至極簡単。少し前に「コロナ」のファンヒータを分解したときより、今回の「ダイニチ」は慣れていたからかあっという間に出来た。
必要なもの : クロスドライバー、埃取り(電気基板用スプレー・ウェットティッシュなど)、点火プラグ磨き(やすりなど)
正面最下部に見える左右二本のビスを外すとフロントパネルが外れる。
作業は自己責任なので慎重に
埃を取り除く
フロントパネルが外せたら、大体のところ全体の構造が見えてくる。
操作パネルもビスを外すと取れるのだが、
トップパネルとかみ合っているので後方で止めてあるビス一本を先に外すとトップパネル共々取り外せる。
ついでに最も埃を吸い込む
ファンを取り外す。四本ビスを抜くと少し持ち上げるようにするとすぐ外れる。
ファンの
電源ケーブルが二本(どちらも赤)来ているので印を付けておくと良い。
もう一度前に回って、
吹き出し口のカバーと下の燃焼口との接合部二本と外壁中程の一本ビスを抜くと、燃焼部の金属カバーが前方へ外れる。
これでかなりの部分手が届くので、金属部はウェットティッシュなどで、回路面は基板用の埃取りスプレイのようなもので吹き飛ばす。
コントロールパネルは、
基板に接続されている部分のリボンケーブルをゆっくり強めに引くと外れる。
今回の故障の本質に迫る
写真は、研磨後の点火プラグとセンサー(たぶん)。このように
ステンレス棒のように初期状態では光っている。
現象は、ここが
真っ白に何かがこびり着いていた。
これは、車やバイクのエンジンでも不調の原因になるのでたぶんこれに間違いない。
少し調べてみた。
白いものはシリコンだそうで、これが付着(と言うよりメッキ)する原因は
ヒータを付けた状態の部屋でヘアースプレイなどを使用することだそうだ。
火の有る所でスプレー!?・・・爆発の危険も!!
HHH の表示をクリアしなければやはり点火はしない
最初 ChatGPTに聞いたが「リセットボタンを数秒間押せ」としか教えてもらえなかった。グーグルさんに聞いたらちょっと時間がかかったけれど答えが有った。
写真のように、
リセットボタン(基板上)とコントロールパネルの「マイナス」ボタンを同時に五秒以上押すと通常の [
-- --] 表示に戻った。
分解した逆にビス留めして組み立て完了。トップ画像のように[
20 15]と表示して無事着火した。バンザイ!!
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