Day After Day
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ANOTHER DECADE

from 2022 when it's begining after/with CORONA Virus.

FreeDVをやってみよう

10月
5
2022
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詳しいことはまだまだ勉強中ですが、昨日初めて長距離交信に成功したので、ここに至るまでに必要だったソフトウェアや無線機におけるファームウェアの設定などについてまとめて置きたいと思います。
FreeDV は、40m SSBを例に取ると狭帯域モードとして 3kHz の帯域を利用しています。その帯域にLSBをキャリアとして、デジタルボイス(DV)のデータを乗せる通信です。D-STARは本格的な、帯域を抑えた(6.25kHz)デジタル通信ですが、その半分に満たない帯域でどのような通信になるのでしょうか。

FREEDV のページにようこそ(https://freedv-jp.info/)
及びそのリンク先
参照させて戴きました。 Special Thanks to JA3JHG 中村OM ローカルにて手ほどきを戴きました。


まず無線機(IC-7100)側の設定をします。


  1. 無線機とパソコンの接続は A/BタイプUSBケーブル(プリンタ用)1本です。

  2. 無線機に電源が入っていると、PC側にCOMポートが2つ出来ます。

    クローニングソフトなどをお使いの場合は問題ないのですが、 USB接続が初めての場合は ICOM USBドライバー ダウンロード から取得して、インストールしてください。インストール時はケーブルを抜いておいてください。

    なお、COMポートが2つできる理由ですが、無線機内部に2ポート USB HUBが存在するためです。 PCのデバイスマネージャのプロパティでデバイス名を見た時、末尾が A のものが無線機側の USB1, BUSB2 となります。

  3. クローニングソフトをお使いの場合は右図のように設定して書き込んでください。 パネルから設定する場合は外部端子の各項目を右図の内容に設定してください。

  4. ACC/USB AF出力レベル : 192(75%) は、後述するPCのサウンドカードに於けるレベル調整と合わせて実際の音調で調整してください。

    後述するソフトウェアに於いて、トップ図に見られるようなブルーのレベルバーが上まで振れ、 Too High と表示されないようにするのが適切です。

  5. タッチパネルのモード[LSB]をタップして、[DATA]を選択してください。モードが[LSB-D]となります。



FreeDVのソフトウェアをインストールする


ダウンロードサイト

FreeDVの設定をする(交信できる最小限)


  1. [Tools] → [Audio Config] を設定します。

  2. 画面下部の [Receive] タブをクリックして選択します。

    画面下部の [Transmit] タブをクリックして選択します。

  3. [Tools] → [PTT Config] を設定します。

  4. [Windowsキー] + [x] → [m] でデバイスマネージャを開き、[ポート(COM と LPT)]を確認します。
    更に、確認したCOMポート(ここではCOM4)をアプリケーションに設定します。 その他については、無線機側の設定図の CI-Vの設定値 に合わせます。


  5. [Tools] → [Options] を設定します。

  6. [Reporting] タブでは Display Reception Reports サイト へのリポート内容を設定します。 コールサイングリッドロケータを設定して [Enable] にチェックすると地図上に位置が表示されると同時に、 交信相手のアプリ最下部のメッセージ表示欄に自局コールサインが表示されるようになります。
    リポートしない設定にすると、[Txt Msg] に設定した内容が、代わりに表示されます。
    これらの表示はD-STARのように電波に乗って伝わっているのではなく、別途インターネット経由でリポーティングされます。


運用しながら調整を要する設定 [Tools] → [Filter]


  1. マイクゲインの低音・中音・高音部をそれぞれ調整して音質を聴きやすくする

  2. 使用しているマイクによっても設定は変わります。リポートを貰いながら調整します。 また、KiwiSDR のような受信モニターサービスで自分の声を聴いて調整することも可能です。 調整によっては"ケロリ"(R2D2)が発生します。
  3. マイク同様に調整することによって相手の声を聴きやすい音質にします。

何れの設定も、交信しながらリアルタイムに調整可能なので、常に表示しておくと良いでしょう。

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