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SatPC32でIC-9700をコントロールする

5月
18
2022
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衛星通信においては、自動追尾ができると非常に便利です。そこでAMSATお薦めの SatPC32とIC-9700の組み合わせで、まず周波数をコントロール(ドップラーコントロール)する手順とSCOPEをPCで表示する手順について検証していきたいと思います。
作者DK1TBのダウンロードページ(体験可)から取得して気に入ったら、AMSATでライセンス購入して、ライセンスコードをDK1TBのソフトウェアに登録すればOKです。

IC-9700のCATコントロール

PCとIC-9700をA/BタイプUSBケーブルで接続するとSilicon Labsのポートが2つ出来ますが、使用するのは通常下側の一つのみです。 またDATA端子とUSBシリアルコンバータ(クローニングケーブルなど)で接続した場合は1つ出来ます。
← Audio codec用
← USB(B)端子を使ったリモートコントロール(CI-V)用
← DATA端子を使ったリモートコントロール(CI-V)用

IC-9700のセットアップ(MENU → SET → 外部端子 → CI-V)

    マニュアル背面図6?のUSBポート(Bタイプ)とPC側(Aタイプ)を接続する。
    外部端子
    CI-V
    CI-Vボーレート
    19200
    CI-Vアドレス
    A2h(SatPC32: &A2)
    CI-Vトランシーブ
    OFF
    USB/LAN...→REMOTE トランシーブアドレス
    00h
    CI-V USBポート
    [REMOTE]から切断
    CI-V USBボーレート
    57600(SatPC32 Radio Setup: 57600)
    CI-V USBエコーバック
    ON
    CI-V DATAボーレート
    19200
    CI-V DATAエコーバック
    ON

IC-9700でUSB端子を使いたくない場合(MENU → 外部端子 → USB(B)/DATA端子機能)

    マニュアル背面図5?の[DATA]ジャックにクローニングケーブルOPC-2350LU(2.5φ)を接続する

    USBポートでSCOPEをセットアップしたい場合などは、USBポートを空けるためにこの方法を使用する。

    USB(B)/DATA端子機能
    USB(B)/DATA端子機能
    DATA端子機能
    CI-V
    この項目以外はデフォルトのままで構いません。

    → 外部端子 → CI-V
    CI-Vボーレート
    19200
    CI-Vアドレス
    A2h(SatPC32: &A2)
    CI-Vトランシーブ
    OFF
    USB/LAN...→REMOTE トランシーブアドレス
    00h
    CI-V USBポート
    [REMOTE]から切断
    CI-V USBボーレート
    115200(SatPC32 Scope Setup: 115200)
    CI-V USBエコーバック
    ON
    CI-V DATAボーレート
    19200(データ端子でのボーレート:Radio Setup)
    CI-V DATAエコーバック
    ON

SatPC32のセットアップ1(Setup → Radio Setup)

    Radio 1
    Icom
    Model
    IC-9700
    Baudrate
    5760019200 (IC-9700セットアップに合わす)
    Addresses
    $A2 $A2(IC-9700セットアップ:A2hと同意)
    COM Port[0-99]
    デバイスマネージャーのポート(COM と LPT)参照
    CAT Delay
    50
    Satellite Mode
    チェックする
    その他のチェック項目
    いずれもチェックしない

各衛星の周波数を管理する(? → Auxiliary Files → Doppler.SQF)

    記述の無い周波数などを直接書き加える(ISSの例)
    Editor
    ISS,145800,145990,FM,FM,NOR,0,0,Packet
    ISS,145800,145200,FM,FM,NOR,0,0,Voice Region 1
    ISS,145800,144490,FM,FM,NOR,0,0,Voice Region 2/3
    ISS,145800,437800,FM,FM,NOR,0,0,Cross band repeater → ISS,437800,145990,FM,FM,NOR,0,0,Cross band repeater

    さらに、よく使うモードを最上部に移動しておくと、その衛星を選んだ時に既定値で立ち上がります。

各FM衛星のトーンを管理する(? → Auxiliary Files → SubTone.SQF)

    ISSを使用しているとき、[T0] をクリックして [T1] にしても、無線機のモニターに[TONE] の文字が表示されませんでした。 そこで、図の最上段のように ISS に関するデータを加筆しました。($3Fとか$3Eの意味を勉強する必要有り)
    Editor
    ISS,67.0,$3F,1
    AO-51,67.0,$3F,1
    SO-50,67.0,$3F,1
    SO-50,74.4,$3E,3
    SO-67,233.6,$01,36
    HO-68,67.0,$3F,1
    AO-85,67.0,$3F,1
    AO-91,67.0,$3F,1
    AO-92,67.0,$3F,1
    AO-95,67.0,$3F,1		

SatPC32のセットアップ2(Setup → Scope Setup)

    Scope Setup
    PortNo
    USBポートの一つコントロール用を使用
    Baudrate
    115200(必ずこの数値である必要性有り)
    Icom Addr
    162(デシマル表記=ヘキサデシマル$A2)
    その他の項目は、デフォルトのまま放置してください。

    Setup → Options
    Enable Scope Functions
    チェックする


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