新居宿～舞阪宿～浜松宿～天竜川駅最寄り
2013年1月20日（32715歩／6時間08分)
本来、新居関所を通ると船に乗って舞坂まで一里の旅。と言うことはこの新居町駅も昔は海だったのか。
とにかく我々は足で稼ぐ（左･左写真=9:32）。白波で分かるように、海に注ぐのではなく、かなりの勢いで浜名湖へ流れ込んでいる（左・右写真=10:04）。 向こうに見えるビル群は弁天島リゾートビーチ。弁天島は、そのビーチ公園内を通って行くと次の橋が渡りやすい。
常夜灯を港沿いに右手へ行くと「舞坂宿渡船場跡 北雁木」がある。
雁木（がんぎ）とは階段状の石垣のことでこの場合港湾を意味する（右･左写真=10:41）。すぐ次の交差点角にある「西町常夜灯」。文化10年（1813年）に建立されたとある（右･右写真=10:44）。 この交差点を左折する。
50mほど行くと右側に立派な屋敷が残っており、本陣か？と思ってみると「舞坂宿脇本陣」の石碑が建っている。
「舞坂宿本陣跡」は筋向かい（左側）に石碑のみ建っている（左・左写真=10:47／6426歩）。さらに4、500m行くと街道左右に「舞坂の一里塚跡」がある（左・右写真=10:58）。
3，4軒先には街道左右に見張り所の名残である「見附石垣」がある。宝永六年（1709年）の古地図にはすでに記載があるのだそうだ。［新町］交差点を斜めに横切ると、400本近い「東海道松並木」に迎えられる（右・右写真=11:06）。
［舞阪駅南入口］を過ぎた辺り。次の交差点から県道316号線となり、国道257号線と合流するまで真っ直ぐ続く（左・左写真=11:19）。ここは、「篠原郵便局」前（左・右写真=11:57）。じつはここから200から300mの間に「篠原の一里塚跡」が有るはずなのだが見逃してしまった。
国道257号と合流する。旧東海道らしいと言えばたまに残り松が一本、又一本と立っているぐらいの国道脇を延々と歩く（右・左写真=12:14）。日曜日で閉まっている店も多く、やっと見つけたファミリーレストランで昼食となった（右・右写真=13:00～13:38／19699歩）。
午後の部開始間もなく、県道317号線との三叉路になっている交差点［東若林町］に差し掛かる。
この左角には「二つ御堂」「高札場跡」「馬頭観音」がある（左・左写真=13:47）。さらに交差点から100mほど行った道路右側に「若林の一里塚跡」の石碑がある（左・右写真=13:51）。
見逃しそうな小さな川の小さな橋。平安の昔僧兵が鎧を着て戦った事から「鎧橋」と呼ぶそうだ（右・左写真=13:55）。国道257号線をさらに進んでいくと、新幹線が見えてくる（右・右写真=14:00）。
そして、つぎに東海道本線の高架下の交差点［西浅田北］を高架沿いに右手へ取る（左・左写真=14:06）。すぐに次の三叉路に来るので、ここを左折してガードをくぐる（左・右写真=14:08）。 道は自然と右斜めに折れて直進する。つまりＪＲがなければ旧街道は真っ直ぐだったと言うことである。
［菅原町］交差点で「雄踏街道」と合流、右手に取る（右・左写真=14:19）。
雄踏街道は浜名湖が外海とつながり塩の生産が始まって、それを浜松へ運んでいた歴史街道であるらしい。次の交差点［成子］を左折する（右・右写真=14:23）。ここで国道257号線に復帰し、北上する。
［伝馬町］の交差点は地下道になっている。図中、［H］から入って［E］へ出る（左・左写真=14:33）。階段を上がるとすぐ車道側に「浜松宿川口本陣跡」の標示が目に入る（左・右写真=14:34／24906歩）。 また少し先には「杉浦本陣跡」、道路の反対側も含めて４軒あるそうだ。
次の交差点が見えてきた辺りに「高札場跡」の標示がある（右・左写真=14:40）。［連尺町］の交差点も地下道を通り右折する。図中［F］から入り［A］へ出る（右・右写真=14:41）。
右折した道は国道152号線、東へ向かう（左・左写真=14:43）。浜松駅北口の駅前通りとの交差点［板屋町］、ランドマークの「アクトタワー」が間近に見える。
街並みの雰囲気がビル街から少し変わる辺りに「東鎧橋」がある（右・左写真=15:03）。
この先に「馬込の一里塚跡」が有るはずなのだが・・・。かなり注意深く見ていたつもりだが結局見逃してしまった。しばらく152号線を行くと、国道は左へ逸れ直進は県道312号線となる（右・右写真=15:17）。 旧東海道はそのまま直進である。
松の木も所々に残ってはいる。以前仕事でこの辺りに来ていた事があるが、もう少しあったように思うのだが時の流れか。
よく記憶に残る、浜松アリーナ付近（左・左写真=15:30）。［天竜川駅入口］交差点（左・右写真=15:45／32715歩）。今回はここを右折してＪＲ東海道線で帰路につく。３時間半の行程だ。