[前のページへ] [目次へ] [次のページへ]


池鯉鮒宿~岡崎宿~藤川宿

2011年12月11日(26469歩/7時間5分)



  さわやかな日差しの中、知立駅前に立つ。現在の地名は「知立(ちりゅう)」であるが、 宿場名としては「池鯉鮒(ちりふ)」と書いて「ちりゅう」である(左・左写真=8:52)。
  駅前左よりにある斜めの細い道を少し北進すると、国道との交差点右向こうに前回も立ち寄った本陣跡がある(左・右写真=8:59)。

  旧街道はこの本陣沿いではない。さらに行くと丁字路(変則的十字路)に突き当たる(右・左写真=9:00)。 ここが本日の出発点である。
  右に折れて旧街道に入るとすぐ車道との十字路を渡り、しばらくすると「中町」と言う交差点を斜めに横切る(右・右写真=9:03)。

  しばらく行くと二股に分かれているが左手に直進する(左・左写真=9:16)。
  すぐに、踏切があり名鉄三河線の赤い車両と出くわした(左・右写真=9:17)。

  国道1号線を斜めに横断しているが交差点が大きく、地下道をくぐる(右・左写真=9:22)。
  交差点の名前「御林」のとおり素晴らしい松並木が続いている。 「知立の松並木」は幅7m、約500mにわたり約170本の松が植えられているそうだ(右・右写真=9:24)。

  [新田北]信号がある交差点は歩道橋を渡らないとちょっと危険である(左・左写真=9:35)。 歩道橋の上を高速が走っている。
  緩やかに左へカーブした後、今度は右へ曲線を描いてしばらくした所に「来迎寺の一里塚跡」がある(左・右写真=9:49)。 街道両側に立派な木が残っている。

  ず~っと一本道が続く。途中の信号[今本町四丁目]。この信号を南へ行くと東海道新幹線「三河安城駅」である。 もちろん直進であるが、この辺り至る所に松並木が残っている(右・左写真=10:06)。
  まだまだ一本道が続く。[安城市北部福祉センター]とあるが、結構低い位置だったので目立った(右・右写真=10:28)。 背の高い車が当たりそうだが、3800以上は有るのだろう。向こうに見える信号は[明治川神社]である。

  「尾崎の一里塚跡」(左・左写真=11:04)。熊野神社参道入口の灯籠横にある。実はこの500mほど手前に「夫婦松」というのがあると、 調べてきたのだが、どうも見落としてしまったようだ。それほど松が多く旧街道らしい。
  ちょうど松並木が途切れると国道1号線に合流する(左・右写真=11:14)。

  国道沿いを信号7つ8つ過ぎた辺りに[安城街道入口]という信号がある。 少し手前から左斜めに分かれて行く旧道が見える(右・左写真=11:43)。
  しばらく国道と並行に進んで行くと「矢作川」にぶつかる(右・右写真=11:59)。 今回はこのぶつかった所に有った旧国道橋の取り外し工事中であった。

  新橋はその右隣に掛けられており、旧橋より一段高くなっている。この光景は今だけのものである(左・左写真=12:04)。
  橋の東詰を下ると、ガラス張りの道路下歩道トンネル入り口が有る(左・右写真=12:11)。 これをくぐって道路南側に出ると、目の前は「八丁味噌の郷・資料館」である。

  少し川の方へ戻ると歩道突き当たりに南(戻り方向左)へ下る急坂がある(右・左写真=12:19)。 いよいよ「岡崎城下二十七曲り」の始まりである。
  坂を下りてすぐ第一番目の道標「右西京 左江戸」の石碑が丁字路の天に建っている(右・右写真=12:21)。 ここを左へ

  「愛知環状鉄道線」という鉄道の高架下に新しい道標が立っていた。 東京側から「いろは・・・」となっているらしく「れ」であった(左・左写真=12:27)。一体何番目なのか?
  「岡崎城下西出入口 松葉総門跡」の碑(左・右写真=12:30)。 国道248号線との交差点[中岡崎町]信号を直進。

  「板屋町角」の道標が正面電柱のそばにある(右・左写真=12:32)。この突き当たりを左へ
  国道1号線に遮られるのですぐ左にある[八帖]信号の歩道橋に迂回して二筋国道沿いを進む(右・右写真=12:35)。 一筋目が本来の東海道の延長であるから、右折して一筋進んだことになる。

  その二筋目、歩道植え込みの手前に「田町角」の道標が有る(左・左写真=12:40)。 石畳の歩道に小さな石碑なので余り目立たない。ここを左折する。
  すぐ向かう先に少し高くなった車道の壁が見えてくる。橋に向かうスロープの擁壁に新しい道標「わ」が貼られている(左・右写真=12:42)。

  ここを右へ曲がるとすぐ石碑の道標「田町北角」があり、旧街道らしく歩道が整備されている(右・左写真=12:42)。
  階段を上り川沿いの信号で道路左側へ移動し、伊賀川にかかる「三清橋」を渡る。 橋の東詰、欄干の親柱と間違いそうな位置に「下肴町より田町角」の道標が有り(右・右写真=12:44)、左折する。

  川沿いに一つ川上の「柿田橋」まで行くと、「材木町より下肴町」の道標があるのでここを右へとる(左・左写真=12:47)。 道標の「・・より」の表現はやはり東京方面からの方向である。またこの辺り「魚町」と言う地名だが道標には「肴町」とある。 どちらも「さかな」ではある。
  [材木町3丁目]西北角の「城北飯店」で昼食。表彰状が掛かっているだけあっておいしかった(左・右写真=13:00~13:32)。

  柿田橋からこの城北飯店と同じくらいの距離を先に進んだ交差点に新道標「ぬ」がある(右・左写真=13:36)。 「石碑は?」と探すと、右へ曲がった所の植え込みの中に「材木町角」の道標があった。
  さらに一筋先を左折するのだが、道標は無いようだ(右・右写真=13:38)。

  裏通りのような感じであるが、すぐに「名古屋銀行[P]」の看板が有るので右折する(左・左写真=13:39)。
  またすぐオレンジ色の外壁が鮮やかなマンションのある丁字路にぶつかる(左・右写真=13:40)。 残念ながらここも道標が見つからない。しかし左手を見るとそれらしきものが少し先に見える。

  次の丁字路の天部分に「材木町口木戸前」の石碑が建っている(右・左写真=13:41)。道路を渡って右折する。
  「CIBICO」と書かれたショッピングセンターらしき建物の前に来る(右・右写真=13:42)。 ここには「岡崎城対面所前角」という道標は丁字路右手前の角にある。ここを左へ折れて東進する。

  すぐに[本町一丁目]という大きな信号を渡り(左・左写真=13:43)、さらに東へ道路が直線の間、進む。
  変則的な十字路に差し掛かると行く先が右に折れている。 [籠田公園北西]と言う信号の右向こうに「篭田町より連尺町角」という道標が立っている(左・右写真=13:52)。

  この角を右に折れ、公園内を斜めに横切って、公園南側の中央分離帯のある道路左側道へ進む(右・左写真=13:54)。
  一区画すすんだ郵便局前を左折する(右・右写真=13:55)。

  三筋目の十字路右角に「きらみち」と彫られた道標が立っている(左・左写真=13:58)。 新道標は「へ」である。ここを左折する。
  さて次の交差点では右側歩道の電柱の陰に「西本陣前角」の道標が、 筋向かいコンビニの前に「岡崎宿西本陣跡」の石碑がある(左・右写真=14:01/15733歩)。道路はコンビニ側へ横断せず右へ折れる

  伝馬町を3丁目、4丁目と進んで[伝馬通5丁目]信号を過ぎると、 二筋目の右角に新道標「に」と「両町より伝馬町角」の石碑がある(右・左写真=14:15)。
  両町公民館前をすぎた一筋目にもう一つ「両町より伝馬町角」の石碑と、新道標「は」が並んで立っている(右・右写真=14:17)。 ここを左折する。

  [両町2丁目][両町3丁目]と直進していく途中に「これより若宮町角まで340m」の新道標「ろ」がある(左・左写真=14:21)。
  その「若宮町角」は丁字路になっており、左手前の角に新道標「い」があり、 「欠町より投町角 岡崎城東入口」の石碑公園が小さいながら整備されている(左・右写真=14:26)。信号を渡り右折する。

  100m程進むと、左側に三角州のような一角が有り、鳥居のある一里塚のようになっている(右・左写真=14:28)。 「冠木門」という。この三叉路を左斜めに折れる。
  やがて国道一号線に合流し、川沿いに松並木のある旧街道を進むと(右・右写真=14:37)、 高架のある大きな交差点[岡崎インター西]を越える。

  国道沿いに少し行くと、東名高速のランプウェイの左へ川沿いに折れていく(左・左写真=14:42)。
  すぐに、ランプウェイの壁に突き当たるので、その下をくぐるトンネルを抜ける(左・右写真=14:44)。

  三つトンネルを抜けると100円ショップの横へ出て、再び国道1号線に合流する(右・左写真=14:46)。
  150m程行くと神社参道の入口を示す灯籠が立っている脇道が有るので左へ入る(右・右写真=14:49)。

  一つ広い道路を横切って少し行った所に「大平の一里塚跡」がある(左・左写真=14:54)。 その先しばらく行くと左側に「岡崎大平局」という郵便局がある。ここを少し左へ道草すると「大岡越前守忠相陣屋跡」があるらしい。
  さらに先に[男川小学校西]という信号があり二股に分かれている(左・右写真=14:58)。ここは右手へ直進する。

  国道1号線の大きな交差点に来る(右・左写真=15:00)。横断歩道を渡り向こう側に続く旧街道へと進む。
  信号からなだらかな下り道を行くと小さな川の向こう(右・右写真=15:05)、小屋の左側を下ると川原に出る。 渡しはないのでこの小川に沿って左手の国道へ迂回する。

  先に見える国道を右折して橋を渡る(左・左写真=15:07)。
  一段落ち込んだようになっている浅瀬辺りが渡しになっていたのだろう(左・右写真=15:09)。

  橋を渡りきると、川沿いに右折しすぐ、渡しの延長線辺りを左折する(右・左写真=15:11)。
  美合の街道筋にも松並木が残っている(右・右写真=15:22) 。

  街の外れの小さな川を渡ると、国道1号線と合流である。 川の手前には歩道のような石畳の場所があり「東海道」の石碑と案内板が建っている(左・左写真=15:26)。   国道の右側を1キロ近く行くと国道が僅かに左へ折れているところがある(左・右写真=15:39)。 [藤川町西]と言う信号であるが、ここを直線的に右へ坂を上っていくのが旧東海道である。ここも奇麗な松並木である。

  踏切を越えたところに三叉路があり道標が立っている(右・左写真=15:46)。 案内板を見ると「きらみち みちしるべ」というらしい。そう言えば岡崎城下二十七曲りにも「きらみち」という道標が有った。
  少し先の右側には「藤川の一里塚跡」の案内板が立っている(右・右写真=15:51)。横道の角、建物の軒下で見逃しやすい。

  まもなく「是より東 藤川宿」の案内と常夜灯が建てられた一角がある。小学校グランドの掛かりである(左・左写真=15:53)。
  この小学校の向こう外れに三叉路があり本日はここまでである(左・右写真=15:55)。左へ曲がり小学校の裏側に最寄り駅がある。



  空は青いが、日の短い季節もう既に陰は暗く感じる。
  名鉄名古屋本線 藤川駅から帰路に着く。

[前のページへ] [目次へ] [次のページへ]


Todo Virtual Center