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宮ノ越宿~贄川宿~日出塩駅
2007年8月13日(39969歩/8時間50分)
朝日に浮き上がる木曽福島の町並みを見下ろしながらの朝風呂。
高いビルの最上階のようなこの風呂は、実は駅前の玄関から見ると地下一階(左・左写真=前ページリンク有り)。
無理を言って、7時47分発の各停に間に合うよう、朝食を早めて頂いた。
これを逃すと、9時台まで電車がない(左・右写真=木曽福島駅)。
8時5分、本日のスタート地点、宮ノ越駅前に立つ。
橋を渡ってから右へ行くルートと(右・左写真)、右に折れ(昨日のルートから見ると直進)、先の橋を渡る2通りあるようだが、
木曽義仲に敬意を表して先に橋を渡る。
滋賀県大津では義仲が亡くなった場所に立つ義仲寺(ぎちゅうじ)の前を通った。
ここは、義仲が兵をあげた土地らしい(右・右写真)。
義仲館を過ぎたところで丁字路となり、右折する(左・左写真)。
集落を抜け、川沿いの細道を進むと、次の橋のたもとに来る(左・右写真)。
車道として整備されている道路に出るが、今までの細道の延長方向(川沿い)へ進む。
車道は、山手へ向け左カーブしているが、中山道はあくまで川沿いを直進である(右・左写真)。
木陰の涼しい川沿いを進むと右へカーブして、すばらしい眺めの淵にかかる橋を渡る。
その先で車道に出て、JR中央線のガードをくぐる(右・右写真)。
木曽川の右岸の車道をしばらく行くと、国道19号線の交差点に来るので、国道の右側の歩道へ左折する(左・左写真)。
又、しばらくの間国道を進むと、信号のある交差点の向こうにトンネルが見えてくる。
横断歩道がないが一応信号に従って、写真中右折しようとしている乗用車のちょうど向こう側にある、
旧国道の入口へ向かう(左・右写真)。
トンネルは木曽川を渡って右岸を貫き、旧国道は左岸を川伝いに進む(右・左写真)。
トンネルを出て橋を渡ったところの19号線に交差する(右・右写真=向こう側に続く細い舗装路)。
かなり、うっそうと背の高い草に覆われていたので国道を行く。
少し先の橋のたもとで、川伝いに来た中山道と国道が合流し、鉄橋に併設された歩行者専用橋へ(左・左写真)。
広い駐車場のラーメン屋さんを過ぎ、山がせり出したところを右に回り込むとトンネル見える。
ここから中山道は山を右へ上がりトンネルの上を通っていた。(途中まで上がってみたが潅木に阻まれて引き返した)
トンネルの手前で早めに左側歩道に移動する。トンネルは片側が開いていて歩道もある(上・右写真)。
信号のある三叉路を直進して谷あいの19号線歩道をひたすら進む(右・左写真)。
少し開けた景色となり
「薮原」の信号に来る(右・右写真)。ここを左へ。
国道を外れたところですぐに、下っていく車道と平坦な道に分かれている(左・左写真)。
平坦な右側の道が中山道である。
またすぐに、なだらかに下る左側の道と右へ少し上っていく道に分かれるので、左にとって藪原駅前へ向かう(左・右写真)。
駅前を通過してしばらく行ったところに、山小屋のような地下道の入口がある(右・左写真)。
踏切だったところを地下通路にしたものである。
反対側に出てちょっと行ったところに
「藪原宿高札場跡」の碑がたっており宿場に入る(右・右写真)。
立派な松の木が立つ
「防火高塀跡」を過ぎ、次の
三叉路を過ぎると本陣である(下・左写真)。
(11064歩/10時25分)
三叉路と太字にしたのは、現在本陣から戻ったこの三叉路を入りガードをくぐると案内されているが、
本当は、本陣より先でJRの上を斜めに上りつつ横断していたと思われる(検証はしていない=地図を見ると信憑性を感じる)。
本陣から先に進んでみると、ちょうどいい場所に歩道橋がある(左・右写真)。
これを渡ると、その高さのまま街道へ出る。
ちょうど出たところが
「飛騨街道追分」である(右・左写真)。
ここから、鳥居峠に向けて急な坂の連続となる。きれいな湧き水が整備されているので
ペットボトルは満タンにしておくと良い(右・右写真=峠にも2ヶ所ほどある)。
(生水だが、子供の頃蛇口から直に飲んだ井戸水のようでとてもおいしかった)
「鳥居峠 1.8Km」の標識。直進である(左・左写真)。
最後の、アスファルトの交差点。いよいよ山道にはいる(左・右写真)。
山へ入って初めての分かれ道。右は林道、左の道を進む(右・左写真)。
しばらく登っていくと、林道が前を横切るが正面の進入禁止標識の方へ直進。
蛇行しながら登る。
足の疲労が極致に達した頃、広々とした休憩所が現れる(左・左写真)。
ここにも、湧き水が整備されている。
休憩所からもう一息、やっとの思いで峠(一番高いところ、鳥居峠ではない)に到着。かなりの山登りであった。
目の前のなだらかな下り坂が、ほっとさせる。
少し下りたところにある丁字路。右へ取り奈良井宿を目指す(右・左写真)。
三叉路からすこし行ったところの境界。
「楢川村 1197m 木祖村」とある。
ここが
「鳥居峠」である。
峠から少し下ったところにトイレのある水飲み場がある。
この前を過ぎたところから右へ下る(左・左写真)。
ここからの下りはかなりの勾配である。道は激しく蛇行し、馬籠の石畳を思い出す(左・右写真)。
渓谷を渡り、平坦なところを通り、石畳になったところで、
分かれ道に遭遇する(右・左写真)。「奈良井宿近道」と書かれているが、
どちらが近道でどちらが中山道かわからない。当然に石畳の道を選んで左へ進む。
大きくS字を描くように下ったところで石段を降りて舗装路に出る。左折をしてさらに下る。
[要注意]
右へ大きくヘアピンカーブしたところに、ガードレールが途切れたところがある(左・左写真)。
注意してみると
「旧中山道石畳」と記された石碑が建っている。
下りていくと、本当に古い感じの石畳が残っている(左・右写真)。
再び、元の舗装路に合流する。
奈良井宿の入口にあるそば屋さん「山なか」で昼食(右・左写真)。
食べ応えのあるそばであった。(19404歩/12時30分~13時)
少し行ったところに消防署がある(右・右写真)。
ここを左へ数十メートル入ったところに本陣跡の案内がたっている。(19988歩/13時10分)
町並みは完璧に整備されており、一般の家も簾で中を隠している以外は店舗や旅籠と同様に、
雰囲気の統一が図られている。
とても長い町並みの出口(観光客の入口=奈良井駅がある)。
左へ上っていくのが中山道であるが、今は抜けられない。
平坦な右側の道を線路伝いに進む。
やっと町の賑わいから開放?されたころ、踏切を渡る(右・左写真)。
大きく右にカーブして橋を渡ると(右・右写真)、どこから来たのか再び19号線である。
緩やかに左へカーブしながら小学校の信号を過ぎ、さらに進むと・・・・・
特徴のある手打ちそばの看板が見えてくる(左・左写真)。その先にある信号を左に入る。
踏切を渡ると丁字路になっていて右へ行くのだが(左・右写真)、
奈良井の出口で、今は抜けられない中山道と書いた道はここへつながるらしい。
広々とした三叉路で左へいくと橋を渡るが、ここは直進(右・左写真)。
すぐに二股になっているが右の町並みに入る(右・右写真)。
漆器屋さんの立ち並ぶ町並みを抜けて、外れまで来ると山に入っていきそうな雰囲気になる。
車道が左にカーブする手前に、石段があり
「↑諏訪神社」と案内されている(左・左写真)。
この階段を上がる。もう一方の石段を下りると元の車道に下りてくる(左・右写真=三叉路向こうの石垣の前あたり)。
残念ながら単なる諏訪神社の参道であろうと思い込み、
車道を通ってショートカット(100m程)してしまった。
楢川の役場前を通ってしばらく行くと線路沿いに出る(右・左写真)。
さらに行くと道の駅の横を通って信号で、19号線と合流する(右・右写真)。
左側歩道を進んでいくと、横断歩道があり歩道が右へ移行する。
右歩道をしばらく行くと、自然な感じで中山道が右へそれる(左・左写真)。
集落を通過すると、また国道に出る。
国道をしばらく進んでいくと、橋を渡る。歩行者専用の橋が架かっている(右・左写真)。
この橋を渡りきってすぐ右に折れ、川伝いに谷あいをずっと行くと贄川の宿場である。
本陣跡を見つけられず
「贄川関所」近くまで来てしまった(右・右写真=右の広くなったところを少し下ると関所)。(31253歩/13時10分)
関所前の道は通り抜けられないため、国道へ出る(左・左写真)。
贄川駅を越え少し行ったところで、中山道は左へ外れて上り坂となる(左・右写真)。
関所から駅の裏を抜けてここへつながっていたらしい。
高台に上がってすぐ左にカーブして丁字路にぶつかる(右・左写真)。
右へとって、山あいを進む。
さして目印になるものはないが、緩やかな上り坂の途中に分かれ道がある(右・右写真)。
写真奥のガードレールの端に、例の赤いテープ[
=>]が見えるだろうか。
森の中を抜けると崖っぷちにぶつかるので左へ折れる(左・左写真)。
草むらで、鬱蒼としているのでちょっと違和感があるが、中山道である(左・右写真)。
山肌をS字にカーブして、右下から上がってきた舗装路と合流する(右・左写真)。
まっすぐ、舗装路を登る。
すぐ丁字路になっているので、右手奥へ直進する(右・右写真)。
滑り止めになっている舗装路を下り、そのまま大きく右にカーブ描いて山沿いに進む(左・左写真)。
歌にも出てくる「なかのりさん」だろうか、よく目立つ目印のところで19号線と合流(左・右写真)。
しばらく行くと、ほんの少し19号線をショートカットする中山道がある(右・左写真)。
風情は宿場そのものである。
また、国道を進んでいくと大きな橋を渡ってすぐ、
「明治天皇櫻澤御小休所」の石碑がある(右・右写真)。
立派な門構えの家である。山あいを見ると桜の木が多い。地名の由来なのだろう。
御小休所の数十メートル先、国道の右側に急な坂道が見える(左・左写真)。
危険だが国道を横断した。
ここを上がるとお地蔵さんがあり、その左側をさらに登る。
国道を見下ろすように中山道が続いている(左・右写真)。
畑が作られ少し広くなったところで道路側に折れ、急な斜面を来た方向へ戻るように下りていく(右・左写真)。
このあたりから南(来た方向)を「木曽路」と言うようだ(右・右写真)。
ここからはかなりの距離、19号線の左側道を歩く。
目印は、国道が高架となり、JR中央線を越えて右カーブしているところである(左・左写真)。
ちょうど写真の「・・・注意」の標識の左に、少し下っている側道を行き、JR沿いの街道に出る(左・右写真)。
つまり、写真の右折レーンを右折した道が中山道であるが、危険なため側道から国道をくぐって行く。
あとは、まっすぐに[日出塩駅→]の標識目指して急ぐ。実は、先の贄川駅で各駅停車の時間表を確認したら、
日出塩駅17時15分であった。これを逃すと又1時間待たねばならない。本日は、塩尻まで電車で行って宿泊の予定である。
日出塩駅着(39969歩/16時55分)
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