5月 03 2015

江尻宿~興津宿~由比宿~蒲原宿~吉原宿

(9時間28分)


清水駅右折して商店街に入ると本陣がある

 一年ぶりのつぎはぎウォークである。連休中ではあるが新幹線「こだま」は自由席がガラガラ,指定席の方が混雑していた。と言うわけでやる気満々の清水駅到着(左・左写真=8:51)。
 前回ミスコースしてしまった道を辿って,変則五叉路までもどる(左・右写真=9:08)。前回到着したときの方向を向いての写真である。

江尻宿橋本本陣跡

 右手に折れたところからスタートする。商店街は時間が早いせいか人通りはない(右・左写真=9:15)。ここが江尻宿の中心街である。
 しばらく行くと右側に宿場の案内板が立っている。この筋向かい辺りが「江尻宿 橋本本陣跡」である(右・右写真=9:19/128歩)。

交差点左折辻町交差点合流

 信号のある交差点の向こう側に赤いビルが建っているところを左折する(左・左写真=9:26)。清水駅の方へ向かうことになる。
 駅前通りの交差点[江尻東]を通過,道なりに進んで行くと国道一号線に合流する(左・右写真=9:50)。ここには「ほそいの松原」と称して200本ほどの松並木があったと記されている。

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 2キロほど行ったところに「延命地蔵尊」という,前に灯籠のある建物がある。ここから右手の脇道に入る(右・左写真=10:20)。
 すぐに東海道本線の踏切を渡り,静かな住宅地を進んで行く(右・右写真=10:22)。

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 突き当たりのように見えるところに来たら少し手前を左に折れる(左・左写真=10:25)。
 さらに,突き当たりには国道の側道に上がる小橋のような柵のある通路が見える。そこを通って国道一号線に復帰する(左・右写真=10:27)。この写真は通りすがりの駐在さんが撮ってくれた。

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 立派なたたずまいの「清見寺」前を通り,大きく左にカーブすると間もなく興津宿に入る。左側歩道脇に「興津宿 西本陣手塚家跡」の石碑があり(右・左写真=10:45/8308歩),少し先には「東本陣市川家跡」が有る。
 [興津駅前]交差点を過ぎ,静岡銀行の数十メートル先に「興津の一里塚跡」の石碑が松の小木と赤いバラに覆われるように建っていた。

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 [興津中町][興津中町東]と信号を過ぎると国道一号線と静清バイパスが合流する所へ来る。その少し手前に,これも旧一号線であろう左へ逸れていく車道と,さらにその手前をほぼ直角に左へ折れる旧東海道がある(左・左写真=11:16)。
 この脇道は興津側にぶつかって終わる(左・右写真=11:23)。少し右手に迂回して旧一号線の橋を渡る。

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 突き当たりを右手にUターンするように迂回すると,旧一号線への石段がある(右・左写真=11:24)。
 橋を渡ると間もなく河岸沿いの国道一号線に合流する(右・右写真=11:29)。本来の旧街道はこの辺りから左に入るルートであったが踏切がな少し先まで国道沿いを迂回する。

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 行動沿いを100mあまり進むと踏切が見えてくる(左・左写真=11:32)。
 踏切を渡ると少し迷いそうになるが,少し奥まった住宅の前を通るのが旧東海道である(左・右写真=11:33)。ここを右折すると登坂路の始まりである。

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 第一段階登り切ると,平坦な道に出る。5,60m先に右に登って行く真っ直ぐな舗装路があるのでそちらに入る(右・左写真=11:39)。
 その先にはお墓があり一瞬行き止まりかと迷うが,よく見るとお墓の中を突っ切ってさらに小道が登っているのが見える(右・右写真=11:43)。

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 息を切らせて登り切ると「薩埵峠さったとうげ」そこは疲れも吹っ飛ぶ絶景ポイント(左・左写真=11:54)である。富士は僅かであるがその頭を覗かせてくれた。
 東名高速がトンネルから出て来る辺りに,パーキングがあり,ここからは右手の道を車や単車を避けながらの下り坂となる。(左・右写真=12:09)

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 Y字路。旧街道は下り一方,右手へ下る(右・左写真=12:25)。
 坂を下りきった所に「西倉沢の一里塚跡」がある。ここから間の宿西倉沢の街に入る(右・右写真=12:30)。

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 少し行くと,右側に案内板の掲げられた旧家がある。「間の宿 西倉沢本陣跡 川島家」である(左・左写真=12:32/17093歩)。二軒ほど手前には脇本陣柏屋と地図にはある。
 道なりにしばらく行くと,石碑が建っており右へ下ると県道(旧国道か)に出るところがあるが,ここはさらに直進する。(左・右写真=12:57)

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 突き当たるところに,歩道橋の階段が見えてくる。この角を右手に折れて県道に出る(右・左写真=13:02)。
 県道を左へ取り400mほど進むと左手に上り階段,その下に横断歩道があるところに来る(右・右写真=13:09)。旧東海道はここを右へ細い路地に入る。

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 その路地に入ったところ,にわかには信じがたい街道である(左・左写真=13:10)。しかし中山道馬篭宿近くの民家の軒下よりは道らしい。(その後,民家を迂回する新道が作られた)
 細道を進み突き当たりの丁字路を右に折れる(左・右写真=13:13)。

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 すぐそこに県道(370号線)が見える(右・左写真=13:13)。これを左折しばらく県道をすすむ。由比名物の「桜えび祭り」真っ只中で露店で「かき揚げ丼」をかきこみ,早々に通り抜ける。
 1キロほど先に脇道が右手へ延びているところがある(右・右写真=13:37)。実はこの脇道が本来の旧街道であるが,先の川で行き止まりとなっている。

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 由比川橋の手前から右下に,先ほどの旧街道が見える(左・左写真=13:38)。川向こうも同様に脇から県道に合流している。
 間もなく「由比宿本陣跡」(東海道広重美術館)に着く(左・右写真=13:44/22732歩)。

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 ほんの少し街道が右に左にカーブしている入り口の右側に草木に包まれるように「由比の一里塚跡」がある(右・左写真=13:58)。
 東名高速をくぐり,JR蒲原駅最寄りを過ぎ,さらに2キロ近く県道が緩やかに左カーブを描く辺りに,小さな松の木と灯籠,[蒲原宿西木戸]と書かれた案内板が左側三角地に建っている(右・右写真=14:42)。

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 西木戸を左に入ってしばらく進むと突き当たりを右へ折れる。さらに行くと右手に風格のある黒い板塀に囲まれた邸宅がある(左・左写真=14:51/28464歩)。「蒲原宿西本陣跡(平岡家)」である。
 すぐ近くの筋向かいには国登録有形文化財「旅籠 和泉屋」がある。

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 少し左(北)にカーブしながら10分あまり行くと,右側に赤い鳥居と石碑がある祠が見えてくる。「蒲原の一里塚跡」である(右・左写真=15:08)。
 その先少し右にカーブして橋を渡ると三叉路があり前方に県道との合流が見える(右・右写真=15:10)。ここを左折する。

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 光蓮寺と言うお寺の前であるが,かなりの急坂が続く(左・左写真=15:12)。やっとの思いで登り切ると高速道路上の跨道橋をわたる。
 ここでも,目を見張るプレゼントが待っていた。この景色は高速道路沿いから坂下の集落へ入ってもみることが出来る(左・右写真=15:19)。

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 住宅街へ入ってしばらくするとY字路に差し掛かる(右・左写真=15:34)。右は車用の迂回路で理由はこの先分かる。
 左手の道を進んでくると奇妙な四角い穴の開いた壁にぶつかる。(右・右写真=15:37)この辺りは新幹線とほぼ高さが同じ土地で無理矢理掘り下げたトンネルなのである。

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 トンネルを出ると先ほど右へ迂回した車道が登ってきて合流する。旧東海道は真っ直ぐ前方へと進む(左・左写真=15:41)。
 三叉路を右に取り橋を渡る(左・右写真=15:48)。

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 東名高速に突き当たるので左へ折れ高速沿いに少し歩く。さらに突き当たりの車道に沿って高架をくぐる(右・左写真=15:51)。元々の街道は東名高速の下を斜めに横切っているのだろう。
 坂を下っていくと,またもや街道の行く手正面に富士が顔を出した。(右・右写真=15:55)

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 右にカーブしながらしばらく進むと先が細くなっている十字路に来るので左折する(左・左写真=15:59)。
 右に湾曲した先に小学校(富士川第一小学校)がある(左・右写真=16:05)。

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 少し先で街道はほぼ直角に左へ曲がる。それをまるでゲートのように「岩淵の一里塚跡」の樹木が覆う(右・左写真=16:08)。
 直線道路を進んでくると十字路に差し掛かる(右・右写真=16:16)。変則的なので少し迷いそうになるが右斜め前方へと進む。

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 緩やかな坂を登り切ったところ左側に,黒い塀に囲まれた邸宅がある。「岩淵小休本陣」である。(左・左写真=16:19/35398歩)
 枡形を通りしばらく行くと直進は上り坂となり,右には急な下り坂の三叉路に来る(左・右写真=16:27)。ここは右に坂を下る。

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 かなりの急勾配であるがこれから向かう吉原宿方面が見渡せる(右・左写真=16:33)。
 降りきったら少し右手の信号を渡って富士川橋を越える(右・右写真=16:35)。県道396号線を行く。

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 橋を渡って5,600m,歩道橋に[富士市四丁河原]と書かれた小さな交差点を左に入る(左・左写真=16:56)。
 右にカーブしながらしばらく進むと川縁の変則的な十字路に来る(左・右写真=17:00)。小橋を渡り右方向へ進む。

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 元の県道396号線に戻る(右・左写真=17:02)。そこには道標と常夜灯が建っている。
 間もなく六叉路[橋本]に差し掛かるが,直進する。

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 身延線「柚木駅」横の踏切を越えてすぐに右手に入る脇道がある(左・左写真=17:08)。これが旧東海道である。
 市街地をくねくねとしながら進んで行くと,少し広い通りに交わる(左・右写真=17:23)。JR東海道線「富士駅」に通じる駅前通りである。

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 そのまま直進し左へカーブしながら進むと,再び県道に出る(右・左写真=17:31)。「間の宿本市場」の標識がある。県道を右折したらすぐに左斜めの脇道に入る。
 次の交差点は中央分離帯で遮られている(右・右写真=17:35)。迂回すべきではあるが交通量も少なかったので植木の隙間をパスする。

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 信号のある交差点を二つほど越えて,潤井川に至る。ここに架かる橋「富安橋」を渡る(左・左写真=17:52)。
 橋から二筋目,マンションと民家の間(赤いシャッターの前)を右へ入る(左・右写真=17:53)。

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 坂を上がり県道へ出て左へ進む(右・左写真=17:55)。
 五叉路の交差点を越え,左斜めの細い道に入る(右・右写真=17:58)。

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 街路樹のある広い道路にぶつかるので一旦右に折れ,隣を走る国道139号線に沿って広い道路(青葉通り)を渡る(左・左写真=18:06)。さらに次の信号[錦町北]を渡って,右斜めの脇道へ入る。
 直線に続いて少し右折れしたあと,初めての信号を左へ折れる(左・右写真=18:15)。

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 直進すると「アラビアンナイト」と書かれたピンクの建物がある交差点[中央駅]に来る(右・左写真=18:17)。
 ここを右折すると吉原宿の中心街である。道路左側に「つぼ八」の看板(パチンコ富士見会館)が見えてくる(右・右写真=18:19)。これが「吉原宿上本陣跡」である。

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 この後,少し先の信号のある交差点が最も宿泊先に近いところなので,そこで本日は終了とした。
 
 
 旅館に入った後,いつものように本日のご苦労さん会をした。

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