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ANOTHER DECADE
from 2022 when it's begining after/with CORONA Virus.
NanoVNA-H をアンテナアナライザとして設定
4月
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2025
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アンテナの製作をする際に少なくとも必要なのが
SWR
がちゃんと落ちているかなどの目安になるものを測定する機器である。それには丁度良い
NanoVNA
なのだが、ファームウェアをアップデートしたタイミングで、毎回思い出すのに四苦八苦するので自分で手順を書いて整理してみた。
これまで
NanoVNAのページを作った(jh4vaj)
に毎回助けられてきた。 今回自身の手引き書として再構成したもので上記オリジナルを手本としたものである。
測定する要素をラインごとに割り当てる [
DISPLAY
]
電源を入れ、画面上をタップすると左のメインメニューが表示される。[
DISPLAY
] → [
TRACE
] と進む。
[
TRACE 0
] が選択されているのを確認し、前メニューに [
← BACK
] して、[
FORMAT S11 (REFL)
] を選択。[
SWR
] に割り当てる。
[
TRACE
] から [
TRACE 1
] を選択し、前メニューに戻って、再度 [
FORMAT S11 (REFL)
] を選択。[
RESISTANCE
] に割り当てる。
同様にして、[
TRACE 3
] を [
REACTANCE
] に割り当てる。なお、[
TRACE 2
] はスミスチャートに割り当て済みなのでそのままにする。
周波数範囲の指定 [
STIMULUS
]
メインメニューで [
STIMULUS
] をタップすると、周波数範囲の開始 [
START
]、終端 [
STOP
] の設定ができる。
それぞれの項目で数字キーが表示されるので周波数を入力する。図では 143.5 MHz を入力している。決定は [
M
] (MHz)をタップする。 勿論、143500 [
k
] と入力しても良い。
少し、アマチュア無線の周波数範囲を外れた所まで表示出来るようにした方が、傾向が読み取りやすいと思う。
終了したら [
← BACK
] する。
計測精度の構成を行う [
CALIBRATE
]
メインメニューから [
CALIBRATE
] を2回選択すると、右図のようなメニューが表示される。
この時点で、下図 [
OPEN
] のターミナルを [
CH0
] に取り付ける
左から [
OPEN
] [
SHORT
] [
LOAD
] である。
また、付属の接続用の細い同軸ケーブルを使用するときは、ケーブルを介して取り付けた方が良いと思われる。
この状態で [
OPEN
] をタップすると、少し間を置いて図のように [
SHORT
] にフォーカスが移る。
これ以後、フォーカスして指定されたターミナルを取り付けては、そのメニューをタップする。
[
ISOLN
] は [
CH1
] も使用する場合、[
CH0
] と同じ条件のケーブル(2本付属)とダミーロード(2個必要になる)を取り付け校正する。
[
THRU
] では 1本のケーブルで [
CH0
] と [
CH1
] ショートさせて校正する。
[
DONE
] をタップすると [
Empty 0
] ~ [
Empty 4
] まで設定を保存できる。それぞれ「周波数範囲の指定」で設定した周波数が名前となる。
[
← BACK
] を2回押してメインメニューへ
SDカードが使用できるタイプの NanoVNA では設定を SDカードに保存することも出来るようである。
設定・キャリブレーションの確認
電源を入れ直し、メインメニューから [
RECALL
] を選択し、保存した設定を呼び出す。
先ず、[
OPEN
] のターミナルを取り付けてスミスチャートの [
1
]
の位置が右端にあることを確認。
呼び出し直後の画面と変わらないのは、ターミナルを付けなくてもオープンには変わりないからである。
[
SHORT
] では左端に有り、[
LOAD
] ではセンターで値は 50Ω を表示している。
グラフ表示のスケールを設定する
なお、水色の [
TRACE 3
] に付いては標準では、最下限をゼロとして 4段目(上下センター)に設定されている。 [
SCALE/DIV
] の一つ下に有る [
REFERENCE POSITION
] を選択して、5 を入力。一段上に移動する。
メインメニューから[
DISPLAY
] → [
TRACE
] → [
TRACE 0
] を選択(確認)、[
← BACK
]して、メニュー中程の[
SCALE
] をタップ、 さらに [
SCALE/DIV
] をタップすると数字キーが表示されるので 0.5 [Enter] と入力する。
右図、右端の目盛りが 0.5 刻みとなり、下部ひと目盛りが SWR 1~1.5 の範囲となる。(50Ωダミーを付けているのでほぼ SWR=1)
[
TRACE 1
]、[
TRACE 3
] について、[
SCALE
] → [
SCALE/DIV
] にて 25 [Enter] を指定する。 右図、右端の目盛りが 25 刻みとなり、水色ラインが 50Ω のラインとなる。
測定ポイントのマーカーを増設する [
MARKER
]
メインメニューの [
MARKER
] をタップして表示されたメニューで、[
SELECT MARKER
] を選択する。
すでに、[
MARKER 1
] が選択されていることを確認して、グラフ画面上をタップしてメニューを消す。
右端に有るマーカーをドラッグしてアマチュア無線の周波数範囲の最下位に移動。(グリッドに必ずしも張り付かない)
グラフ画面上をタップするとメニューが再表示されるので [
MARKER 2
] を選択してメニューを消す。
この作業を [
MARKER 2
] センター又は呼出周波数など、[
MARKER 3
] 周波数範囲の最上位のように設置し、 [
MARKER 4
] をマッチングを取りたいところに移動できるポイントとして適宜設置する。
最後にもう一度メニューを表示させて、[
← BACL
] を2回、メインメニューから [
CALIBRATION
] → [
SAVE
] で改めて保存する。
その他の問題点
1200のキャリブレーション終了後 [
DONE
] をタップすると調整が藻屑と化し調整前のように暴れ出す。 以前はそうではなかったのでハード的な問題が発生しているのかもしれない
そこで、左図のように [
LOAD
] まで終了した時点で、[
← BACK
] して、[
SAVE
] から保存してみた。
結果は、電源を入れ直しても、他のモードから [
RECALL
] で呼び出しても設定が再現するのでこれで良しとすることとする。
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