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ANOTHER DECADE

from 2022 when it's begining after/with CORONA Virus.

西国三十三所 第12番 岩間山いわまさん 正法寺しょうほうじ(岩間寺)

3月
14
2025
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詳細なデータについては 岩間寺オリジナルサイトをご覧ください。

標高450メートルの岩間山山頂付近に建つ岩間寺は、静かでゆったりとリフレッシュできるお寺でした。丁度同じくらいの高さ(西方)に昨日行った醍醐寺の上醍醐が有り、その醍醐山、笠取山を越え、こちらの岩間山まで歩く方も居られるようである。(上醍醐まで6キロと書いてあったが直線距離か?)
滋賀県内最初の札所である。一般道で1時間ちょっと。

先ず出迎えてくれるのは?



駐車場は参道入口すぐ横の第1駐車場と少し手前のカーブに第2駐車場が有った。数台しか車は無くゆっくり出来そうである。

駐車場脇には西国第十二番札所石碑が有る。

また、参道の入口には巨大な樅の木が有り、「迎え樅むかえもみ」と言われているようで、樹齢は200年ほどらしい。 何故かこの傘の下にいつまでも居たくなるようなご神木である。

少し参道を下ると、右側に「ぼけ封じ観音」と称される十楽観音じゅうらくかんのんが有る。 足下にはぼけ封じ観音、近畿10ヶ寺の砂が収められた佛足石ぶっそくせきが有り、 これを踏んでお参りをするとご利益りやくが有ると案内されている。一際念入りにお参りした。
(ぼけ封じ観音四番札所 岩間山 正法寺)

参道の向かい側には「白姫龍神はくひりゅうじん」と記された石碑と石のご神体が有る。 白山比咩しらやまひめとも書かれており、白山市に白山比咩神社が有るようだが、そちらは伊邪那岐いざなぎ伊邪那美(伊弉冉)いざなみが祀られている。 こちらの案内板に記されている「白山妙理大権現はくさんみょうりだいごんげんは白山信仰と修験道が融合した神仏習合の神である」 とgeminiは答えた。想像が膨らむ。

兎も角、この白姫龍神をあがめると美女になると案内されているので、女性陣は余念が無い。



2体の仁王様の間を抜けるとすぐ本堂なのだが、少し遠回りをする。

仁王像を拝んだら別ルートを迂回



山の南斜面を下ると災難除けの「大雷神像」が有り、湧き水が流れ出している。
雷神爪堀湧泉らいじんつめほりゆうせんと言い、奈良時代722年の開山以来1300年に渡って湧き続けているらしい。 雷神が自身の爪で岩を掘った経緯は別途案内板に詳しく記されてる。

祠の横には石碑が有り、「わきいづる 岩間の水は いまでも つきせぬのりの み佛の影」と刻まれている。
=MEMO= 検索を試みたが見つからないので、ChatGPTに聞いてみた。

元の参道に戻って・・・



仁王様の少し先へ登って来ると左手に「大師堂だいしどう」が有る。 当山開祖泰澄大師たいちょうだいしが祀られている。

*太子堂は[たいしどう]と読み、大師堂は[だいしどう]と濁って読む。太子は勿論、聖徳太子。大師は仏様や徳の高い僧侶に対する尊称


その前には大銀杏おおいちょうの木が有り、火伏ひぶせの銀杏(雄株)と記されている。 (銀杏ぎんなんがなるのは雌株だそうだ)

「古池や かわず飛び込む 水の音」

芭蕉がこの句を詠んだ池と伝わっている。
又碑文は芭蕉翁眞筆しんぴつと記されている。





御朱印所で入山料(700円)を納めると本堂内も拝観出来る。 芭蕉の碑の向こうに見える西国三十三所観音堂へも回廊伝いに行け、各所の観音像が並んで居られるのを見ることができる。

南西向きで日当たりの良い境内を散策



芭蕉池の右隣には「不動堂ふどうどう」が有る。虫害が酷く1993年に再建されたとホームページにある。

本堂の前を通ってなだらかな下りを行くと「八大龍王堂はちだいりゅうおうどう」が有る。八大龍王とはとGeminiに聞いてみた。 「仏教を守護する天龍八部衆の一つで、龍族の八人の王です。」とのこと。

この辺りから平坦な道にゲートが設けられていて、徒歩で山道を醍醐寺から来る人が入れるようになっている。ゲートは獣害を避けるためである。

そこからもう一段急坂を下りたところに日本一の長寿桂の木が有る。この季節葉がすべて落ちて残念であったが樹齢500年は圧巻であった。 ところで、岩間寺は大津市なのだがこの桂の木は宇治市名木百選と有った。この辺を府県境の線が通っているようだ。


久しぶりで家族そろって薬膳を戴いて帰路についた。

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