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Ubuntu に UISS をインストールする

11月
18
2024
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UISS は Windows版しか存在せず、ダウンロードサイトにも Linux では wine を使用する旨記されている。Ubuntu は最新の 24.04、いくつかの方法についてまず Wine をインストールするところから始めてみた。(ChatGPTへの問い合わせ内容を含む)

Wineは言わずと知れた Linux にインストールするとWindowsエミュレータとして働き、Linux 上で Windowsアプリを実行できるようにするアプリケーションである。

Wine のインストール


普通に sudo apt install wine としてもインストールすることが出来るが、この方法でインストールした Wine 上では UISS のインストーラ自体がエラーとなる。
  1. 現状が64bit環境の場合、32bitの環境を受け入れる準備をする。

  2. $ sudo dpkg --add-architecture i386			# 32bit環境を追加する
    
    $ dpkg --print-architecture				# 標準の環境を表示するコマンド
    amd64
    $ sudo dpkg --print-foreign-architectures		# 追加した環境を表示するコマンド
    i386

  3. Wine リポジトリを追加する

  4. $ sudo mkdir -pm755 /etc/apt/keyrings
    $ sudo wget -O /etc/apt/keyrings/winehq-archive.key https://dl.winehq.org/wine-builds/winehq.key
    $ sudo wget -NP /etc/apt/sources.list.d/ https://dl.winehq.org/wine-builds/ubuntu/dists/lunar/winehq-lunar.sources

  5. 安定版の Wine をインストール

  6. sudo apt update
    $ sudo apt install --install-recommends winehq-stable	# wine ではなく winehq
    $ wine --version					# インストールされたことを確認
    

  7. Wine の環境設定を行う

  8. $ winecfg
    インストール時には、最低限[アプリケーション]タブにて [Windows バージョン:] を選択する。


  9. Wine環境をアンインストールする場合

  10. $ sudo apt-get purge '*:i386'		# 導入した32bit系アプリを先ず削除する
    $ sudo dpkg --remove-architecture i386
    $ sudo dpkg --print-foreign-architectures

32bit Windows アプリケーション UISS のインストール


  1. 開発者であるON6MU Guy Roels氏のサイトからダウンロード (画像をクリック)

  2. $ wget https://www.qsl.net/on6mu/download/UISS_Setup.exe	# サイトのリンクアドレスをコピーする

  3. インストーラを起動し、Windows同様にインストールする

  4. $ wine UISS_Setup.exe						# インストーラを起動
    $ ls ~/.wine/drive_c/'Program Files'
    'Common Files'  'Internet Explorer'   UISS  'Windows Media Player'  'Windows NT'

  5. コマンドによる起動方法

  6. $ wine C:\\'Program Files'\\UISS\\UISS.exe			# '\' はバックスラッシュ (\)です

    勿論GUIであればアイコンクリックでOK。

  7. アンインストールの方法

  8. $ wine uninstaller
    右図のようなブロックダイアグラムが立ち上がるので選択して [変更と削除(M)]。

アプリケーションの開発言語に依存するランタイムのインストール


    ここまでインストールを進めてきて、すでに UISS が立ち上がらずエラーが出ているケースが有ると思われる。

  1. アプリケーションをコマンド立ち上げする時に、ログを出力させる

  2. $ wine "C:\\Program Files\\UISS\\UISS.exe" > wine.log 2>&1
    nano wine.log
    今回の UISS の場合、Visual Basic 6.0 で開発されているとのことで MSVBVM60.DLL が必要で有ることが分かる。

  3. winetricks のインストール

  4. $ sudo apt update
    $ sudo apt install winetricks

  5. Visual Basic 6 ランタイムのインストール

  6. $ winetricks vb6run

  7. DLL をレジストリー登録する必要の有る場合

  8. $ wine regsvr32 msvbvm60.dll		# 登録せずに UISS が起動した。



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