SatPC32でIC-9700をコントロールする
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衛星通信においては、自動追尾ができると非常に便利です。そこでAMSATお薦めの SatPC32とIC-9700の組み合わせで、まず周波数をコントロール(ドップラーコントロール)する手順とSCOPEをPCで表示する手順について検証していきたいと思います。
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IC-9700のCATコントロール
PCとIC-9700をA/BタイプUSBケーブルで接続するとSilicon Labsのポートが2つ出来ますが、使用するのは通常下側の一つのみです。 またDATA端子とUSBシリアルコンバータ(クローニングケーブルなど)で接続した場合は1つ出来ます。
← Audio codec用
← USB(B)端子を使ったリモートコントロール(CI-V)用
← DATA端子を使ったリモートコントロール(CI-V)用
- デバイスマネージャー([WIN]+[x]→[m])のポート(COM と LPT) で参照できます。
IC-9700のセットアップ(MENU → SET → 外部端子 → CI-V)
マニュアル背面図6?のUSBポート(Bタイプ)とPC側(Aタイプ)を接続する。
- CI-Vボーレート
- 19200
- CI-Vアドレス
- A2h(SatPC32: &A2)
- CI-Vトランシーブ
- OFF
- USB/LAN...→REMOTE トランシーブアドレス
- 00h
- CI-V USBポート
- [REMOTE]から切断
- CI-V USBボーレート
- 57600(SatPC32 Radio Setup: 57600)
- CI-V USBエコーバック
- ON
- CI-V DATAボーレート
- 19200
- CI-V DATAエコーバック
- ON
IC-9700でUSB端子を使いたくない場合(MENU → 外部端子 → USB(B)/DATA端子機能)
マニュアル背面図5?の[DATA]ジャックにクローニングケーブルOPC-2350LU(2.5φ)を接続する
USBポートでSCOPEをセットアップしたい場合などは、USBポートを空けるためにこの方法を使用する。
- DATA端子機能
- CI-V
この項目以外はデフォルトのままで構いません。
→ 外部端子 → CI-V
- CI-Vボーレート
- 19200
- CI-Vアドレス
- A2h(SatPC32: &A2)
- CI-Vトランシーブ
- OFF
- USB/LAN...→REMOTE トランシーブアドレス
- 00h
- CI-V USBポート
- [REMOTE]から切断
- CI-V USBボーレート
- 115200(SatPC32 Scope Setup: 115200)
- CI-V USBエコーバック
- ON
- CI-V DATAボーレート
- 19200(データ端子でのボーレート:Radio Setup)
- CI-V DATAエコーバック
- ON
SatPC32のセットアップ1(Setup → Radio Setup)
- Radio 1
- Icom
- Model
- IC-9700
- Baudrate
- 57600、19200 (IC-9700セットアップに合わす)
- Addresses
- $A2 $A2(IC-9700セットアップ:A2hと同意)
- COM Port[0-99]
- デバイスマネージャーのポート(COM と LPT)参照
- CAT Delay
- 50
- Satellite Mode
- チェックする
- その他のチェック項目
- いずれもチェックしない
各衛星の周波数を管理する(? → Auxiliary Files → Doppler.SQF)
記述の無い周波数などを直接書き加える(ISSの例)
Editor
ISS,145800,145990,FM,FM,NOR,0,0,Packet
ISS,145800,145200,FM,FM,NOR,0,0,Voice Region 1
ISS,145800,144490,FM,FM,NOR,0,0,Voice Region 2/3
ISS,145800,437800,FM,FM,NOR,0,0,Cross band repeater → ISS,437800,145990,FM,FM,NOR,0,0,Cross band repeater
さらに、よく使うモードを最上部に移動しておくと、その衛星を選んだ時に既定値で立ち上がります。
各FM衛星のトーンを管理する(? → Auxiliary Files → SubTone.SQF)
ISSを使用しているとき、[T0] をクリックして [T1] にしても、無線機のモニターに[TONE] の文字が表示されませんでした。
そこで、図の最上段のように ISS に関するデータを加筆しました。($3Fとか$3Eの意味を勉強する必要有り)
Editor
ISS,67.0,$3F,1
AO-51,67.0,$3F,1
SO-50,67.0,$3F,1
SO-50,74.4,$3E,3
SO-67,233.6,$01,36
HO-68,67.0,$3F,1
AO-85,67.0,$3F,1
AO-91,67.0,$3F,1
AO-92,67.0,$3F,1
AO-95,67.0,$3F,1
SatPC32のセットアップ2(Setup → Scope Setup)
- PortNo
- USBポートの一つコントロール用を使用
- Baudrate
- 115200(必ずこの数値である必要性有り)
- Icom Addr
- 162(デシマル表記=ヘキサデシマル$A2)
その他の項目は、デフォルトのまま放置してください。
Setup → Options
- Enable Scope Functions
- チェックする
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