12月 26 2010

L250S SilkRoad用キャブレターのオーバーホール7

L250S Carburetor

 先週試走してみた。どうも気に入らない。詰まっているホールは無かったはずだが加速がつまる。めげずに、もう一台の当初から付いていたキャブとオイルクリーナーの吹き出し具合を比較してみる。

  1. 前回のオーバーホール6で分かったこと(ブルーの部分)からアイドリング時のノズル周りを集中的に調べてみるとやはり少々元気がない。
  2. 早速ギター弦を通してみると細いものしか通らない。
    ここは、さらに細い弦で岩をノミで削るように突いてみる。


L250S Carburetor

 これを、図のようにアイドル用ジェットとアジャスタ用ジェット、それらを繋ぐ横穴と H型に繰り返したみた。

結果は大成功!!

早速、職人さんのところへ報告試運転。30分ほど走る間に、すこしアイドリングに不安定さを感じるがほかは問題なし。「暖まると不安定になるのは燃料が濃いな。」とアドバイスを頂く。いつも感謝である。

12月 04 2010

L250S SilkRoad用キャブレターのオーバーホール6

 加速ノズルの交換は不可能なので、もう一台残っている最も程度の悪いボディーを、再生してみる
ことにした。   →

Diaphragm

 まず中央図のようなボディーのみにする。
 ニードルジェットやアイドルアジャスタ、ボディ側部のダイヤフラムカバーなどすべて外す。フロート室下側は現行のものをそのまま付け替えることにする。


Throttle Nozle

Throttle Diaphragm

Choke Valve

 右図のフロートチャンバーが最も始末におえず、岩塩のようなものがびっしり付着して、少々アルミの地金も浸食している風である。目詰まりを起こさないよう気をつけて、根気よく磨いていく。細いマイナスドライバー様のものと真鍮のワイヤブラシを使った。

Fuel Chamber Head

 細い穴を通すのに何か無いかと考えたのだが、最高のものを見つけた。ギターの弦である。 これは役立った。
 この作業でかなりキャブの構造が分かってきた。スロットルを閉めているとき(アイドリング)はの部分の負圧が大きく最上図のスプリングが最も圧縮


外回りは、オイル汚れを灯油の入った入れ物に付けながらブラッシングした。
 そこそこ清掃が済んだら、細かなノズルやホールの導通を確認しながら、ブレーキクリーナ(オイルクリーナ)で穴掃除をする。

Fuel Chamber Pan

されており,開けた瞬間は加速ポンプよりこちらの方が効いているようだ。
 アイドリング時から吹き出すガスの量は、D’に内部でつながっていることによってアジャストされる。


 

Carburetor

 さて、初回一所懸命磨いたボディーからすべての部品を外し、今まで経験したノウハウを生かして今回のボディーに組み付ける。
 写真で見てもちょっと光沢に欠けるが、機能面に関する部分の掃除は最大限行った。あっという間に晩秋の一日は経ってしまった。次週を楽しみに・・・又、どんなハプニングが起きるやら。


 

11月 27 2010

L250S SilkRoad用キャブレターのオーバーホール5

先週の結果から、思い当たることを実験してみた。

  1. 穴を大きくしすぎたことは戻せず仕方ない。
  2. 大きさによって噴射の仕方が変わるとすれば、ボタボタとでるか、シューッと出るか
  3. そこに問題があるなら、加速操作のとき早いタイミングで強く吹き出させればどうか。

 加速ポンプのリンケージに一本スプリングが掛けられており、ダンパー的役割を持たせてある。そこで、そのスプリングを2本がけにして走ってみた。
 結果は随分走れる段階にはなった。しかし、これは間違いなく大失敗である。
ノズルが替えられないか?又、挑戦してみよう。当初の目的のアイドリング時ストールする点の安定化は完全にクリアできており、走行時燃料が濃い点もニードル位置が標準のままで黒煙も出ていない様子なので何とかしてみたい。

11月 20 2010

L250S SilkRoad用キャブレターのオーバーホール4

Throttle Nozle

 今日は、目詰まりのチェック漏れなど些細なことに思える大ミスを犯すことになる。(後日の結果を踏まえて・・・)

  1. 加速しないことと加速操作時のみ燃料が漏れることを、加速ノズルの噴射料が少ない、つまり穴が小さい、したがって圧力が逆作用して燃料漏れを起こしている、と考え二つを関連づけてしまった。
  2. 結果図のように、少し真鍮の金属粉が確認出来るまでと穴を広げてしまった。
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11月 13 2010

L250S SilkRoad用キャブレターのオーバーホール3

Throttle Nozle

  1. この一週間、それまで全く疑っていなかったことが頭のフィルターに引っかかっていた。
     それは、「ベンチュリー内の加速ノズルが詰まってはいないか?」である。
  2. エンジン側を覗いてみる。やはり穴らしきものが見えない。
     早速、先端のとがったもの(千枚通しのような)を回転させながらゆっくりと圧力を掛け削ってみた結果が右・下写真である。

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10月 24 2010

L250S SilkRoad用キャブレターのオーバーホール1

Carburetor ViewsCarburetor Views

 左4面図がオークションで買ったキャブレター。込み込み8355円の物で車体番号L250S-1025508(走行距離20029Km)から取り外しとある。しかしゴム部品がガチガチとも書かれてあったので、もう一台、込み込みで4815円、L250S-1029***から取り外しと記されている物も購入した。前者は番号が私の愛車に近く、後者は新しい。 
そもそも、キャブレターを買った理由は、愛車のエンジンがアイドリングでよく停止する、急加速時黒煙が目立つ、燃費が20Km~25Km/リッターともう少し(30Km位)延びてほしいなどの欲目からである。ニードルは最も下げた状態なのでこれ以上調整が出来ないのである。
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8月 28 2010

Rare Earth Blend をちょん切る

Rare Earth Blend

 昨日、調弦しようとしたらG線がブチッとはじいてお陀仏した。すぐ張り直そうかとも思ったが、もう一つ解決しておきたいことがあったのをおもいだした。ピックアップの配線がクランプごと外れ中でカタカタ音を立てているのである。ストラップのエンドピンジャックまではどう見ても直線で40cm。2mはいらんでしょう? で、ぐるぐる束ねたところが重くて耐えられなかったのである。
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8月 07 2010

1200MHzループアンテナの実装

D*Star Menu


Yagi-1200-430

 朝から、この日差し。まだ9時過ぎなのだが瓦はチンチン、火傷しそうである。1m程と小さいので簡単にできたが、やはり夏は避けたい。
とにかく、防水と同軸の絡み対策だけはきっちりとして、屋根からは退散。SWRを室内で確認した。

周波数
(MHz)
1265 1270 1275 1280 1285 1290 1295 1300
SWR 1.80 1.30 1.20 1.10 1.20 1.40 1.25 1.10

 これは、完全に出来すぎであるが、諸先輩のアドバイスのお陰と感謝したい。

Radiiatot_matchingfixed antena to pole

 先ず、給電部の防水処理をする。今回は、セメダインのバスコークN(透明)というのを使ってみた。

マスト取付部は、ブームが12mm角と細いため、マスト側とネジ側両方にステンの横長ワッシャを入れている。