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10m(29MHz)FMにQRV

 30年ほど埃をかぶっていた無線器にもう一度火を入れてみようと、先日仕事用の愛車(ダイハツハイゼットカーゴ)に取り付けた。昨日の友人との通信では、草津・近江八幡の間で良好に通信できた。そして今日の通勤途上、少しQSB(中国の放送が聞こえては消えていく、あの感じ)はあるものの非常にクリアに声が聞こえてくる。旭川と1エリア(関東のどこか)との会話である。1エリアはスキップして全く聞こえない。30年前はほとんど使わずじまいだったので思い切って呼んでみた。たったの10Wだが、さすがにこの季節、Eスポ(スポラディックE層)が出ると思わぬ所と繋がって面白い。JF8UBX局より「57 QSB」のレポートをもらった。(29.280MHz FM)

■先日の取り付け作業

    Daihatsu Front Gril off

  1. 無理をしないで、きれいにアンテナケーブルを内部に引き込むには、やはり外すべきものは外す。ハイゼットはグリルとバンパーが一体のFRP成形になっている。
    赤印は10m頭のボルト又はビス、黄印はプラスティック製のクリップピンである。下部のボルトはナンバープレートを取り外すと見える。その左右のクリップは上部からグリルを剥がしてくると見える。そのまま剥ぎ取ってもそうそう壊れない。
  2. アンテナ基台はトランクリッド用のものを使用。トランクでもエンジンルームでもないので滅多に開けないが干渉には注意を要する。
    ウォッシャー液用のホースに沿わしておくのがベスト。さらにその先もホースと同じコースを辿ってフェンダーの中からヘッドライトの下部へ抜いてくる。

  3. Passenger Dashboard behind

  4. ちょうどワイヤハーネスがキャビンに引き込まれているので、そこを通しても良いと思うが、今回はコネクターがすでに付いている物を使用するため、それが通る大きさの穴を開けた。今後アンテナを増設するにもし易い。穴を開けるときは、内部から十分に手で探って、他の物を損傷しないように注意する。

  5. grommet

  6. 写真のように必ずゴムのパッキングを入れ、振動で被覆が破れるのを防いでおく。パッキングが無ければ日曜大工センターに「スポンジテープ」なる物が売られているのでこれで代用する。
    また、ケーブルは、穴の下部へ垂らした状態にして水が伝って内部へ入らないよう処理しておく。

  7. Finished

  8. 完成して29MHz帯のアンテナを取り付けたところ。屋根より少し高い程度で駐車場などでも外さずに済んでちょうど良い位置になった。