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三留野宿~野尻宿

2009年9月6日(歩/時間分)



  前回と打って変わって快晴の南木曽駅に降り立つ。(左・左写真=10:34)
  しばらく歩いてJRを跨ぐ高架を渡ると、中山道となる。(左・右写真=10:44 左後方が高架)  ここから前回の続きを歩く。
  ただし出発早々要注意! 下の写真はすぐ前の橋の袂から写したものだが・・・

  川向こうを右へ折れ、高台にある民家の右側を、奥の方へ上っていくのが中山道である。(右・左写真=10:50)  まっすぐ続くのは中山道ではないのである。
  道なりにしばらく行くと、急坂(階段?)が下の道へ続いている。(右・右写真=11:03)  先ほどの直進道路へ戻る。 前回はしっかり見過ごしてしまった。

  また、すぐに見逃しやすい分かれ道にくる。 そのまま行ってもぐるっと回って、また一緒になっているので迷ってしまうことはないのだが、 工事用看板の指す方向の細道が中山道である。(左・左写真=10:06)
  元の車道と合流してすぐに「三留野宿本陣跡」である。(左・右写真=11:09)  明治14年の大火災で焼失したと案内にある。

  本陣跡から5、6分歩くと宿場の外れにY字路がある。 (右・左写真=11:15)  少し右の坂を上がってみると案内板があり、木曽川沿いを北上する中山道の難所である、牧ヶ沢や羅天が 通行不能になった場合の迂回路として整備された「与川道」であると記されている。
  左を川沿いに進むと19号線に合流する。 (右・右写真=11:29)

  国道19号線沿いには、道路整備から本のちょっと免れた旧道がある。(左・左写真=11:35)
  覗くとすぐ下が川という歩道をしばらく進んで行くと、 [←十二兼駅(じゅうにかねえき)] の標識のある交差点へ来る。(左・右写真=11:59)  ここを左折してランプウェイのように国道より一段下の道に下りる。

  すぐに住宅があり、その一角が「中川原明治天皇御小休所碑(おこやすみどころ)」として公園化されている。(右・左写真=12:03)  国道19号線の2度に亘る改良工事で移転を余儀なくされたと書いてある。
  少し先の三叉路。(右・右写真=12:07) 左はそのまま橋梁となっており、これでもかなりの高さがある。もちろん直進。

  十二兼駅を過ぎてしばらくすると、もう少しで国道と合流という所に小さな橋が有り、少し広くなっている。 ここは注意が必要である。まず、国道19号線の向こう側の小高いところに鳥居が見えるはずである。 「熊野神社」である。中山道はそこを通っており向こうへ渡らねばならない。 下を見ると、本来河川用のトンネルの中に仮設歩道が組まれている。(左・左写真=12:23)

  神社を回り込むように(境内を通っても良い)上っていくと丁字路になっているので左へとる。 しばらくすると見晴らしの良いお墓のそばへ来る。下の国道から左へ分かれていく中山道が見える。(上・右写真=12:33)
  小さな踏切を二回渡り(右・左写真=12:47)、大きな踏切に出る。ここは線路沿いに上っていくフェンスのある歩道を行く。(右・右写真=13:00)

  上りきると、国道19号線に出る交差点であるが、左前方に旧街道が続いている。(左・左写真=13:01)  野尻までは、まだ2キロ弱あるが宿場に入るとそれらしい建物が現れる。
  「庭田屋」という旅籠がある三叉路で本日の旅は終わりとなる。(左・右写真=13:18)

  三叉路を左折すると、すぐに「野尻駅」である。自販機のスナック菓子で少し空腹を癒して無人となった駅で暫しの休息をとる。

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