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倉本駅~上松宿~宮ノ越宿

2007年8月12日(35649歩/7時間07分)



  一年前(前ページ参照)と同じ倉本駅前に立つ(左・左写真)。ここは、須原と上松の間の集落である。 本日の予想気温は35℃とのことであった。11時半いよいよ出発。
  前の山がぐっと近づいた頃、橋を渡りきったところに「奈良井宿35㎞の標識」がある(左・右写真)。 ここから前方に見える横断歩道を渡って国道19号から離れる。

  しばらく集落の中を進むと又国道に出る(右・左写真)。国道の向こうに斜めに続いているのが中山道である。
  歩道橋を渡ってさらに山沿いを進んでいくと、左に大きく弧を描いて又国道に出る(右・右写真)。

  少し行くと、中山道は国道に沿って上り坂の脇道となる(左・左写真)。
  ここを上っていくと中央線のガードがあり(左・右写真)、ここをくぐると山側にさらに上り坂が続く。

  この辺は非常に細い踏み分け道のようになる(右・左写真)。 普段は畑仕事にしか使われていないようだ。
  高台の集落を通過するが、気が付くとどの家も名字が「宮戸」さん。 坂を下り、中央線より低くなったところに小さなトンネルがある。 ここをくぐって、また国道へ出る。

  川を渡る手前に「木曽古道」とかかれた三叉路があるが、ここは直進。 まもなく「Ogihara(荻原)」という信号のある交差点に来る(左・左写真)。ここを斜めに右へ入る。
  坂を上り、集落を進むと再び下って国道に出る(左・右写真)。このあたりは中央線のトンネルの上らしい。

  炎天下の国道はなお暑いが、ほっとする光景と涼しさに立ち止まる(右・左写真=小野の滝)。
  そこから少し先の右側に竹やぶがある(右・右写真)。 その竹やぶに沿って草の生えた細道が、ゆったりとしたスロープで上っている。 案内らしい案内はないが、これが中山道である。(ウォーカーが好意で付けた印がある)

  住宅の敷地かと思えるところを通り抜けると、中央線のガードがあり(左・左写真)、 これをくぐって山中に入る。
  車も通るので注意して登っていくと、谷を越える橋に来る(左・右写真)。 渡った所で分岐しているが、左へカーブして上っていく方へ進む。

  その左へ曲がったところが右・左写真であるが、車道より急坂で上っていく中山道がある。
  写真に写っている案内板の脚の部分に張られたテープと「中山道」の文字(右・右写真)。 これから何度も戸惑ったとき助けられることになる。我々同様のウォーカーと思われるこの方に感謝! 関係官庁の方、落書きなどと言わずに少しの予算を・・・。

  上りきると、山の頂上ではなく住宅街に出た(左・左写真)。
  上松中学校の石垣伝いに進んでいくと、少し下って別の道路と合流する(左・右写真)。 先ほどの車道の続きだろうか。

  さらに緩やかな下り坂を左へカーブしながら進むと国道19号線バイパスの上を通ってさらに下る(右・左写真)。
  木曽川の支流を渡ったところを右へ折れ、住宅街を上っていく(右・右写真)。 このあたりから上松小学校にかけての広い一帯が「上松材木役所」であったらしい。 小学校前に陣屋跡の碑がある。

  上松小学校を過ぎ、初めての交差点(左・左写真)。 このままアスファルトの車道を下ってしまうと上松駅前の信号に出るが、これは中山道ではない。
  交差点向こうに見えるパイプ式のガードレール(左・左写真)が2,30メートルでとぎれて、 階段になっているところがある(左・右写真)。ここを降りていく。

  上松駅前信号の少し手前にある茶色い歩道橋の横へ、旧国道に沿って合流する。
  駅前で食事の出来るところを探す。信号から一筋下がって右へ入ったところに「喫茶・軽食」の看板を発見。 「談話室 かふぇりか」でおしゃべりをしていたらいつもの予定よりゆっくりしてしまった。 (11995歩/13時45分-14時20分)

  旧国道へ戻り少し行くと三叉路があり(左・左写真)、ここを右に入ると上松宿である。
  古い町並みの中程、左側に立派な門があり「脇本陣」の表記がある。(12609歩/14時25分)

  宿場らしい町並みを下っていく(右・左写真)。降りきったところを右に折れて橋を渡る(右・右写真)。 あとは、山肌に沿って旧国道の右側歩道に進む。

  トンネルを出てきた19号線バイパスと旧19号線の交差点(下・左写真)。残念ながら横断歩道がない。 仕方なく一応信号に従ってバイパスの左側歩道に移る。

[危険箇所]
  しかし歩道が有るのはほんの少し、JR中央線のガード下から向こうは車道しかなく、 山肌にそって右カーブしているため、右側は車両がぎりぎりインに入って来て危ない。 ガードレールを手すりのように頼りながら数百メートルを乗り切る。 (大型が後ろから来たときは非常に危ない。=写真を撮るのすら忘れ、左・右写真は過ぎてから)

  山の緑に赤いアーチが映える橋のたもとで、横断歩道を渡り国道の山側歩道へ。 しばらく行くと目の前に、歩道がそのまま坂を上っていくような中山道が見えてくる(右・左写真)。
  上りきると例のごとくJRのガードが現れるが、今回はくぐらず手前の草道を登り、JR沿いに進む。

  すぐにアスファルト道に出るのでそのまま直進し、緩やかに国道と合流する(左・左写真)。
  国道に出てすぐの所に、「→中山道コース 御嶽遙拝所」と書かれた案内板があり右折する(左・右写真)。 中央本線の大きなガードをくぐり左へ折れ、坂を上る。

  国道19号線とJR中央線、中山道の位置関係である(右・左写真)。 狭い斜面を、JRを挟んで中山道が右に行ったり、左に行ったりの関係をずっと繰り返している。
  また、坂を下りるとガードがあり、国道に出る(右・右写真)。

  元橋の信号を過ぎると側道がそのまま上り坂となって国道から離れる(左・左写真)。 この上は昔の線路跡だそうだ。山の中へ踏み分ける中山道が有るようだが発見できずそのまま線路跡を進む。
  旧中央本線のトンネル(左・右写真)。ウォーカーのためにちゃんと蛍光灯がついている。

  山中を通る街道はこのトンネルを出たところへつながるようだが出口も発見できなかった。
  19号線の下をくぐり進んでいくと少し広い道に合流する(右・左写真)。
  さらに少し行くと、ちょっと分かりにくいのだが、左へはいる脇道がある(右・右写真)。 これが、中山道である。

  旧国道を見下ろす所に出てくると、あとはゆったりとスロープを降り、 「←県立木曽病院[+]」の標識のある信号で合流する(左・左写真)。
  また少し旧国道を行ったところに日産のディーラがあり、 小さな川を渡った所からその川沿いに日産の裏を迂回するように中山道がある(左・右写真=白いガードレールに沿って右折)。

  「塩渕一里塚」を過ぎた集落の中程に、山側へ上っていく脇道がある(右・右写真)。
  ここを上っていくと細い草道ながら、工場の周りをぐるっと回って、19号線のランプウェイにぶつかる。 左折して、ランプウェイの方には上がらず、一番左の側道を行く。

  ランプウェイから木曽福島駅前に降りる車道の側道に出て(左・左写真)、駅前通りの左側歩道へと進む。
  そのまま駅前を過ぎ、歩道を下っていくと三叉路に来るので、右に折れて緩やかな坂を上る(左・右写真)。 その先の、写真に見える丁字路は曲がらず直進する。

  町並みの外れと思しきところまで来ると、JRのガード下で大きく左に折れて橋を渡る(右・左写真)。 枡形の始まり、ここからが福島宿である。
  橋の向こうは宿場町らしい風情(右・右写真)。突き当たりをもう一度左に折れる。

  さらに少し上って今度は右に折れる(左・左写真)。
  この辺が一番高いところで突き当たりの休憩所のところでさらに右折すると(左・右写真)、高札場がある。

  左へ折れて坂を下りきると、丁字路にぶつかるので右折する(右・左写真)。
  次の信号のある交差点。右奥の方に役場があるが、ここが本陣跡である(右・右写真)。 (24863歩/16時50分)
  この信号を左折し川を渡り右折して、もう一度橋を渡って、 この道に帰ってくるとされる文献も有るが我々は直進する。

  町並みが疎らになった辺りに、細い歩道が登っていて「↑福島関所」の案内がある(左・左写真)。
  関所を(無事)通り抜け下っていくと、東京方面から来られた方を迎えるゲートがそびえている(左・右写真)。 ここからまた旧国道脇を行く。

  しばらく行くと、バイパスと合流して19号線、旧国道、中山道が1本となる。 左側歩道を進む。
  少し行くと、歩道が一段低いところに下っている。ここからしばらく排ガスを吸わないで進む。

  木曽大橋の下で二股になっているが(左・左写真)、右に取り橋の下をくぐって、また国道に出る。
  もう一つの大橋、矢崎橋の信号を越えて300mくらいのところで、 車道の左折迂回路のちょっと向こうに歩行者用の下り坂がある(左・右写真)。ここからしばらく国道とはお別れである。

  ちょっと迷いそうな分かれ道。道の広い道をキープする(右・左写真)。
  さらに行くと、またまた悩ましい分かれ道。今度は左。右へ行くと19号線に出てしまう(右・右写真)。

  ちょっと先でJR中央線の横へ出る(左・左写真)。 この写真奥のJRをまたぐ高架の下で左折して上へ上がり、高架を渡ってJRの右側に出る。
  渡りきったら丁字路を左折する。 実は中山道はJRと19号線によって寸断されているがこの丁字路の右から左へまっすぐであった。

[要注意]
  神社の前を左へカーブして(右・左写真)、さらに進んでいくと、 非常に分かりにくい道であるが、今まで来た道が右カーブを描きわずかに上っていく所にカーブミラーがあり、 その先に赤い自販機がある(右・右写真)。そのカーブミラーの下にどう見てもただの脇道にしか見えない中山道がある。 さらにこの先がとんでもない・・

  よその庭先のような所を通り抜けると、地道の交差点(左・左写真)。 丁字路かと思ったら木の下、写真奥へ川沿いに草道が・・・
  その先にはまさかのさびサビの橋(左・右写真)。

  渡ったところは、もう道とはとてもいえない。ただの堤防の上(右・左写真)。 まだ川沿いで明るいのが救いで進んでいくと・・・。
  左折して堤防から離れたところでうっそうとした草むらを木々が覆っている。

  戻りたい気持ちを抑えて、トレッキングシューズの強みのみで草むらへ・・・。 堤防のようなものにあたったところで、左上になにやら光明が差している(左・左写真)。
  登りきったところ。堤防に見えたのは道路で、ガードレールにまたもやあの赤いテープの道案内(左・右写真)。 紛れもなく今のルートが中山道であった。

  少し、地道を行くとアスファルトの道に出る(右・左写真)。
  右へ取っていくと十字路に来るので直進する(右・右写真)。小さな鳥居と祠がある。

  19号線から入ってきた少し広い車道に出る(左・左写真)。 ここからしばらく行くと原野駅のちょっと手前で「中山道ど真ん中」となる。 夕方で焦っていたこともあり、その案内を見逃してしまったので原野駅入口で記念写真を撮った。(32261歩/18時05分)
  さらに進んでいくと踏切を渡って、JR中央線の左側に出る(左・右写真)。

  すぐに二股になっているので上り坂の右へ進む(右・左写真)。 線路の左側に沿って宮ノ越まで一本道である。
  駅前の交差点少し手前に本陣跡がある。(35649歩/18時37分) 明日はこの駅前の交差点を左折して橋を渡るところ(右・右写真)からスタートである。(35959歩/18時42分)  

  木曽福島駅前に宿を取っており宮ノ越から2駅もどる事にしていた。 この辺の事情を考慮しなかったため19時半まで電車が無く、タクシーも木曽福島から迎えに来るとのこと(20分x2)。 のんびり疲れをとりながら待つことにした。 心配して送ってくれようとしてくれたご近所の奥さんとそのお母さん有り難うございました。
木曽福島のタクシー
  0264-22-2525

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